ウミウシイーターで知られるキイボキヌハダウミウシ。ウミウシなのにウミウシを食べるこのウミウシの習性にネガティブな感情を抱くのはナンセンスなことである。魚の仲間だって魚を食べるヤツはいっぱいいるしね。
それにしても、このウミウシの食欲は凄い。長いこと3匹が確認されているのだが、みるみるうちに巨大化して、今では透視度が良いときは10mぐらい離れていても見つけることができるぐらいだ。
移動するときも3匹いっしょ。自分たちが居る場所のウミウシを食い尽くしてしまい、新たな獲物を求めて移動するという感じなのだろう(笑)。
このときは、アオウミウシを食っていたのだが、シャッターチャンスにはちょっとタイミングが遅かった。もうほとんど飲み込まれていて、かろうじて体の端っこが口元から見えている状態。前にこのウミウシの捕食シーンを見たときは、こんなふうに丸呑みではなく、噛り付いて中身を吸い取るという食い方だったのだが、そのときは3cmぐらいの小さな個体がニシキウミウシに食いついているところだった。この個体は10cmぐらいあるので、自分より遥かに小さいアオウミウシは丸呑みということなのだろう。
裸鰓目(ドーリス目) / NUDIBRANCHIA
ドーリス亜目 / DORIDINA
キヌハダウミウシ科 / Gymnodorididae
キイボキヌハダウミウシ / Gymnodoris rubropapulosa (Bergh, 1905)
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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