浅場をメインに撮影をしていると、ときどき深場を攻めたいという誘惑に駆られることがある。
誘惑の原因は、色彩への欲求だ。浅場の魚たちも美しいし、じっくりと向き合える時間があるということは、何にも変えがたい魅力なのだが、深場の魚たちの美しさは、リスクが高い領域ゆえ…という禁断の魅力だけではなく、きわめてニュートラルな観点で判断しても、やはり、その美しさは格別だと思うのだ。それは、おそらく、太陽光線が深度とともに水に吸収されることによる、陸上とはまったく違った光環境が生み出すものであって、他所では容易く得られないものなのではないだろうか。
でも、水深10mに満たない浅場で、宝探しをするように色彩を探すのも悪くない。タコベラは伊豆の海では普通に見られるベラの仲間だが、カラーバリエーションが豊富なので、ウォッチングしていても楽しい。特に上画像のタイプはキレイで、南の海のムードを感じることが出来る。
ベラ科 / Labridae
タコベラ / Cheilinus bimaculatus (Valenciennes, 1840)
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Contrust scale (graduated 16steps)
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium
"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。