コケギンポ撮影中に、すぐ近くの岩の上をウロウロしていたヤドカリ。ヤマトホンヤドカリ…だと思うのだが、違っていたら大瀬の至氏が正解を教えてくれるであろう(笑)。
正直言って、ヤドカリの分類に関することは殆ど分からない(苦笑)。まったく調べたことが無いということはないし、これまでも訊かれたりしたことは、調べてみたり…詳しいヒトに訊いたりしたことぐらいはある。あと、面白い行動を見たときなどは、その行動について調べたことはあったかな。まあ、それぐらい…。ぶっちゃけたハナシ、一時期、ウミウシが流行って、次は甲殻類が流行る!…なんて風潮があって、ブームとか流行とかが大嫌いな僕は、そうゆうのに背を向けてしまったという感じ。でも、別にヤドカリを嫌っていたというわけではない。面白いな…とか、キレイだな…とか、感じるものがあれば撮影はしていたし…。
…で、ヤドカリの話になると必ず登場するのが、大瀬はまゆうMSの至氏なんだけど、どんなものにも流行とかブームなんて軽薄なものを超えたところに居るヒトっていうのが必ず居て、彼は甲殻類に関してはそっち側の人だろう。別に何から何まで全てを絶賛しているわけではないけど(笑)、強い好奇心と探究心を持ってピュアに事に臨んでいる人のハナシを聞くのは本当に楽しい。流行に乗るような軽薄な影響のされ方は嫌いだけれど、そうでなければ抵抗は無いのだ。
さて、今回、この井田や大瀬では超普通種と思われるヤマトホンヤドカリを調べるのにも、けっこう苦労してしまった(苦笑)。なんてったって素人なのだからしょうがない。まず、最初にあたるのは峯水氏の"ネイチャーガイド 海の甲殻類
ホンヤドカリ科 / Paguridae
ホンヤドカリ属 / Pagurus
ヤマトホンヤドカリ / Pagurus japonicus (Stimpson, 1858)
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コメントで記事を完成させてもらってる感じですね。
例えば、屋久島の原崎さんもこの道のエキスパートだし、他にも玄人衆はいるのでしょうけど、やはり、地元で現役バリバリというと君のことを思い出してしまい、ついつい頼りにしちゃいます(笑)。
ちなみに、体色による見分けが「嫌い」なわけではないですヨ。あてになる場合とならない場合がありますから、それを一緒にしてしまうのはモンダイですが、あてになるのであればモンダイ無しです。
また、ボチボチとヤドカリの画像も載っけますんで、間違えたりしていたらヨロシクです。
またしてもヤドカリ普及にご協力いただき感謝感激です!
なんだか自分に関して評価が高めですがまだまだ甲殻類もヤドカリも足を踏み入れた段階なので長年潜っている方の洞察力には遠く及ばないと日々感じています。
で今回のヤドカリですがヤマトホンヤドカリで良いと思います。これについては個人的な見分けでは松川さんのあまり好きではない体色による見分けが主です。通常のダイビングで見られるなかで形と体色パターンが似ているのはベニホンヤドカリのみです。ベニホンヤドカリはヤマトホンに比べ体色が鮮やかです。鮮やかと言うよりも鮮紅色でまぶしいほど綺麗な奴なのですぐに分かります。あとはどちらも夜行性ですがヤマトホンはより根暗な感じで日中では石を捲らない限りなかなか会えない種ですね。形で言うとハサミ脚がベニホンよりもやや短いです。
Contrust scale (graduated 16steps)
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium
"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。