Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

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ソメンヤドカリ / 大瀬



 ヤドカリの世界に深く踏み込んではならないと思っている。
 幸いにも、現在のところ、僕にとっては、ほとんど未知の領域なので、知らなければ知らないで済む世界だ。

 ところが、大瀬に行くと現地の某高久至というガイドがニコニコしながら、「今は○○が居ます…」と、ネタ情報を教えてくれつつ、「昨日は××ヤドカリが居たんですよ」と、ヤドカリ情報を添えてくれるのである。…で、とりあえず「ふ~ん…」と相槌を打っておくのだが、ときどき、「こんなのが居たんですヨ」と、撮影した画像を見せてくれる。撮影の腕前が良いこともあるのだろうが、その被写体になっているヤドカリがかなり魅力的で、気持ちが揺らぎそうになるのであった。

 しかし、深場でルーペで確認しないと分からないようなヤドカリたちと戯れるというのは、かなりアブナイ世界である。まあ、ついでにチョット…という感じで見る程度ならモンダイ無いと思うのだが、自分の性分を知っている僕は、それだけでは済まなくなるということが目に見えて分かるのだ。実際、このところ、小さな貝殻がフッと動くのが目に入ると、何だろう?…と、覗き込んだりしている自分がいる…。これはイケナイ兆候である。

 でもまあ、よく見られる普通種ぐらいは知っておいてもよいだろう…と、浅場限定で少しだけ写真に撮ることにした。たいていイソギンチャクを背負っているのはソメンヤドカリだと思っていたのだが、確かにソメンヤドカリである確率は高いものの、他にも似たようなヤツが背負う。例えば同じようにイソギンチャクを背負うサメハダヤドカリはソメンヤドカリにそっくりである。鋏脚の粒状突起が多いか少ないかで区別できるらしい…。きわめて普通種なので、サラリと判断したいところなのだが、そうゆうのに限って手こずらされることが多いのが常である。やはり踏み込んではならない世界なのかもしれない。

 画像は、そのソメンヤドカリ。ベニヒモイソギンチャクをヤドカリ自らが貝殻にセッティングするのだが、大きなイソギンチャクを左右に、そして小さなイソギンチャクを上下に、実に美しくシンメトリーに配置されている。左右対象にはならない貝殻そのものの重量配分まで考慮に入れたようなバランス感覚には感心してしまった。

ヤドカリ科 / Diogenidae
ヤドカリ属 / Dardanus
ソメンヤドカリ / Dardanus pedunculatus


 

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2008/06/02(月) 01:01:13Crab / Shrimp trackback:0 comment:2 ソメンヤドカリ / 大瀬
コメント
この記事へのコメント
> いたる さん
けっこうキレイなのが多いということも分かってきたんで、被写体としても魅力的かな…と。

でも、まっしぐらではないですヨ。浅場限定ですし…(笑)。

また、いろいろ教えてください。あと、面白い写真撮れたら見せてください。
2008/06/02(月) 23:21:34 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
素敵なご紹介をしていただきありがとうございます。

素敵な画像ですね。そして深い考察恐れ入ります。イソギンチャクの配置にまで目がいくとはさすがです。既にヤドカリの魅力に心を揺さぶられていますね!

>でもまあ、よく見られる普通種ぐらいは知っておいてもよいだろう…と

この発言はもうまっしぐら、ですね!!

ヤドカリは種類的には少ないですがそのバリエーションの豊富さといったらカエルアンコウの比ではないです。ソメン万歳!
2008/06/02(月) 20:56:01 | いたる | #-[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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