FC2ブログ

Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

キタマクラ / 井田



 キタマクラの幼魚。キタマクラなんて縁起の悪い和名が付けられているが、そんなのは、誰かが勝手に付けただけであって、決して陰湿なイメージを持っている魚ではない。むしろ、ユーモアとして捉えた方がフィットするように思う。

 僕の場合、フグの仲間ではキタマクラが最も好きと言っていいかもしれない。もちろん人気のミナミハコフグも普通に好きだし、もしも伊豆でコクテンフグなんかを見てしまったら大喜びで大変なことになるであろう。そして、食べるんだったらトラフグがいい。
 でも、いちばん愛着があって、見れなくなってしまったら寂しいと思うのは、やはりキタマクラである。これから一生の間、ステーキを食べることが出来ないのと、ラーメンを食べることが出来なくなるのとでは、後者の方が寂しいというのと似たような感じだろうか…。「どちらを食べたいか?」と尋ねられたら、たいていの場合、ステーキを選ぶと思うんだけど、それは、ラーメンだったらいつでも食べられるという前提があるからこその選択なんだよね。

 …で、キタマクラ。
 ヴィジュアル的に可愛いのは、やはり幼魚である。特に体長30mm未満の幼魚。眼の大きさ・ひれの大きさ・体形のバランスが、絶妙と思える可愛らしさを演出している。成魚になると、ちょっと雰囲気が違ってきてしまう。
 そして今が幼魚の季節。伊豆で潜るからには、"今年のキタマクラの幼魚"という理屈抜きに可愛らしい一枚を、絶対に撮っておきたいものである。

キタマクラ / 井田

フグ科 / Tetraodontidae
キタマクラ / Canthigaster rivulata (Temminck et Schlegel, 1847-1850)


 

Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2008/05/21(水) 23:00:00Fish trackback:0 comment:0 キタマクラ / 井田
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック






Contrust scale (graduated 16steps)
コントラストスケール
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium




"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。

Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.


Photographer Matsukawa Soichi

このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.