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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

ベニシボリ / 井田



 ウミウシ撮影はムズカシイ…本当にムズカシイ…。
 2枚の画像をUPしたが、どちらもこんなふうに撮ろうとしたわけではない。撮りたかったのはもっと違うイメージだった。でも、ピントがかろうじて合っていたカットのうち、なんとか見られるのはこの2枚だけ…。

 動きが遅いと思われているウミウシも、高倍率撮影の場合の相対的な速度は、かなりのハイスピードなのである。なおかつ、唐突にUターンしてみたり、変な形になってしまったり、法則性の無い動きをするので、シャッターを切ろうと思った瞬間と、一瞬のタイムラグの後に撮影された画像とではぜんぜん違っているということが繰り返されることになる。

 さらには、コンパクトデジタルカメラのオートフォーカス撮影だと、狙ったポイントにピントが来ないことが多い。いちばんよくあるのは、手前の触覚にピントを合わせたいのに、奥にある触覚にピントが合ってしまうというパターン。今回も撮影した画像の7割をその失敗のせいで削除することになった。

 …で、上の画像のように、被写界深度を稼ぐために絞り込むことになるのだが、そうすると画質は悪くなるし、カリカリした描写になってしまって、ウミウシの柔らかい感じを画像にうまく再現できない。下の画像は絞りを開けてやわらかいムードの画作りを狙ったのだが、正確なピントを追うあまり最高のシャッターチャンスを逃してしまい、なんとなく中途半端なポーズのところでシャッターを切ってしまっている(苦笑)。まだまだ精進が必要のようだ。

 さて、ベニシボリは昼間は砂に潜っていて、あまりお目にかかることは出来ない種なのだが、このところ続けざまに3個体を見ることが出来ている。前回は砂地を転がっているところを見つけ、今日は、一個体は普通に砂地を這っていて、もう一個体は、ヒロメに付いたイソギンチャクを撮影していたところ上から降ってきた(苦笑)。フィンワークのおぼつかない初心者ダイバーが多く見られたので、そのせいだろう。ちなみに探し方が無いわけではない。ただ少々モンダイもあるので、基本的には運に任せることにしているのだが、ウミウシが上から降ってくるというのも何だかなあ…という感じではある。

ベニシボリ / 井田

頭楯目 / CEPHALASPIDEA
ベニシボリガイ科 / Bullinidae
ベニシボリ / Bullina lineata (Gray, 1825)


 

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2008/04/21(月) 22:07:49Sea slag trackback:0 comment:0 ベニシボリ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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