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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

コケギンポ / 大瀬



 井田は絶妙な水深にコケギンポエリアがあるため、撮影しやすいし、さまざまな生態を観察しやすい。時間的制約を除けば、これほどコケギンポを観察しやすい所はないのではないかと思う。反面、大瀬の定番コケギンポウォッチング場所のギンポ岩は、水深がそこそこあり安全停止のお供に…というわけにはいかない事・エントリー地点直下にあるため、絶えず初心者ダイバーが降ってきて(落ちてきて)、巻き上げられた砂でグチャグチャになる事・非常にタイトな環境のため、コケギンポ狙いのダイバーが複数居た場合、じっくり観察しづらい事…などなど、ネガティブな側面ばかりが目立っていたのだが、1週間ぶりに大瀬のコケギンポと向かい合ってみて気が付いた。

 大瀬のコケギンポ(赤ヴァージョン)はキレイである。

 以前、井田のちょっと深いところにも、数個体のコケギンポが棲みついている岩があって、そこにもキレイな赤いコケギンポが居たのだが、現在はそこでコケギンポの姿を見ることは無い。おそらく探せば見つかるであろうとは思うものの、そもそも、深いところでのコケギンポウォッチングにはデメリットが伴うので、あえてシッカリと探すことはしていない。
 そこで、大瀬湾内のコケギンポ岩の絶妙な水深がクローズアップされることになる。おそらく、この色鮮やかな赤ヴァージョンは、薄暗い環境に適応しているのではないかと思われる。以前、他の場所でも赤ヴァージョンを見たことがあるのだが、いずれも、オーバーハングした岩の陰などで見たものである。井田のギンポエリアは開放的で明る過ぎるのだ。先にも書いたように、そのおかげで、撮影・観察しやすいのだが、体色は黒・茶系の地味な個体が多くなってくるように思える。

 まあ、人は無いものねだりなので、イロカエルアンコウの幼魚なんかがイイ例だと思うけど、赤いコケギンポばかり見ていたら、黒いコケギンポに魅力を感じるようになるのだろうけどね…(笑)。

 それにしても、この個体のヴィヴィッドな体色は見事としか言いようがない。井田のコケギンポフリーク達も、こいつはイイと思うのではないかな?

コケギンポ科 / Chaenopsidae
コケギンポ / Neoclinus bryope (Jordan et snyder, 1902)


 

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2008/04/19(土) 22:54:46Fish trackback:0 comment:2 コケギンポ / 大瀬
コメント
この記事へのコメント
> UMEDA さん
 毎度です。

 このコケギンポは、去年の今時期ぐらいに確認した個体ではないかと思ってます。おそらく、その前の年ぐらいから居たんではないかな…。

 …で、やはり同じ頃、井田に居た赤い個体は、見る見るうちに褐色っぽい体色になってしまいました。その後、見失ってしまったんですけどね。もしかしたら、今、いつも見ているコ達のうちのどれかかも…。

 ギンポ好きが増えると楽しいですね。まだまだ分からないことが多い魚だし、見る人が増えると、いろんなことが分かってくると思います。
2008/04/21(月) 00:50:29 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
本当に綺麗な色ですね♪

井田では黒・緑・黄と居ますが、このような色は見てない気が・・・。


しかし最近は、いつも井田のギンポエリアは
貸切にはいかないようですね(苦笑)

他のショップの方々もギンポにハマってるみたいだし!(笑)

でも色んな方の写真は勉強になります!
2008/04/20(日) 23:24:02 | UMEDA | #-[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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