Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

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キンギョハナダイ / 井田




 銀塩一眼レフを何台も海に持ち込んでいた頃と、コンパクトデジタルカメラをメインで使っている現在で、大きく変わったことがいくつかある。そのひとつが、撮影機材に対する物欲の形である。

 銀塩ではNIKON F4とNIKON F90Xをメインに使用していたのだが、水中撮影するための機材としてのパフォーマンスは完成に近い域に達したもので、違う機種を使おうなんていう気にはならなかった。あえて言うならば、ここまでのクオリティは必要無いので、もうちょっとコンパクトで価格の手頃なものが欲しい…と思ったりするぐらいだ。
 NIKON F4は、水中撮影用としては最高のファインダーを備えたカメラのひとつだが、ヘビー級の大きなカメラでもある。ダイビング現場におけるハンドリングは、お世辞にもイイとは言えないだろう。そこで、小型軽量のNIKON F80あたりを使ってみたいなあと思ったりするわけだ。F4と比べるとファインダーのクオリティはかなり落ちるものの、トレードオフとして身軽さを手に入れようという発想だ。同じフィルムと同じレンズを使えば、手に入る写真は全く同じものである。

 ところが、デジタルカメラの場合は、機種が変わると手に入る画像が違うものになってしまうので、機種選びの段階でかなり吟味しなければならない。その辺の問題がコンパクト機の場合は特に深刻で、最近は「これは!」と思うような機種が無くて、選択の余地が無くなってきてしまっている。

 別にコンパクト機に圧倒的な高画質を求めているわけではない。僕がコンパクト機に求めていることは3つだけ。そこそこ見られるガッカリしない程度の画質・現代的なそこそこのレスポンス・絞りとシャッター速度とホワイトバランスとISO感度を任意にコントロールできること(ストロボ光量も調節できるとなお良い)。さらに、オートフォーカスエリアの任意設定ができることと、ストロボフル発光で200カットぐらい撮れる電源系が備わっていれば、ほとんど何も言う事は無いのだが…。

 メーカーがこれらを達成するために必要な技術的なブレークスルーは何一つ無い。それどころか、そのほとんどが、ちょっと前までは多くの機種に当然のように備わっていた機能である。なのに最新機種からは、こうゆう写真を撮るために本当に必要な機能が、どんどん省略されてしまっているのが現実だ。シャッターを押すだけでとりあえず撮れる(「メーカーはシャッターを押すだけでキレイに撮れる」と宣伝しているが)というのが、現在のほとんどのコンパクトデジタルカメラのトレンドである。ここでの「キレイ」とは、インスタント食品の宣伝で使われる「オイシイ」という言葉と同じようなものだと言っていいだろう。どんなにオイシイと言っても、インスタント食品としてはというレベルであって、料理人の技術や感性が十二分に反映されるものではない。

 メーカーは一眼レフデジタルカメラとコンパクトデジタルカメラの立ち位置を2極化しようとしているようだ。極端に言ってしまうと、「本格的に作品作りをしたい人は一眼レフをどうぞ。そこそこ撮れていればイイ方はコンパクト機をどうぞ」という感じではないだろうか。コンパクト機で作品作りをしようとしている者にとっては、冬の時代なのである。

 そうは言っても、無いものねだりをしているばかりでは撮影できないので、手に入る機種の癖を把握して、適材適所で使いこなしていくしかない。
 このキンギョハナダイの画像はFUJIFILMのFinePix F30で撮影したもの。油絵的なタッチといった感じのチョット癖がある画像なのだが、その辺がキライでなければ、露出のマニュアル設定が出来ない機種としては、けっこう「使える」コンパクト機と言っていいと思う。

ハタ科 / Serranidae
キンギョハナダイ / Pseudanthias squamipinnis (Peters, 1855)
FUJIFILM FinePix F30


 

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2008/03/19(水) 00:26:18Fish trackback:0 comment:0 キンギョハナダイ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



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