Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

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Callogobius shunkan (Takagi,1957)


 おそらくシュンカンハゼで良いと思うのですが、こんな写真しか撮れなかったので精査することは出来ないですね…。
 オキナワハゼ属の仲間ですが、大瀬崎では少なくとも3種類ぐらい確認しています。シュンカンハゼ・オキナワハゼ・タネハゼの3種です。岬の砂地とゴロタの境目の石の下に居て、いちばん多く見られるのはシュンカンハゼだと思います。オキナワハゼらしき個体は2度ほどしか見たことがないのですが、一個体は岬でシュンカンハゼと同じような所、もう一個体は湾内の海底にある大きな板状のものの下に隠れていました。タネハゼは湾内で見ることが多く、こげ茶色になって吹きだまっている枯葉の下によく居ました。オキナワハゼよりは見れる機会が多いようです。
 さて、シュンカンハゼを知ったとき不思議に思ったのは、その名前です。シュンカンってなんだろう?…と。
 もう10年以上前になるでしょう、図鑑に掲載されている写真がインパクトのあるものだったので、ぜひとも見てみたいと思い探したのですが、居た!と思っても、すぐに石の隙間に逃げ込んでしまい、なかなかまともに観察することが出来ませんでした。一瞬しか見ることが出来ないので「シュンカン=瞬間」だと大真面目に考えたものです(笑)。でも、まともに考えると、和名を付けた学者さんは恐らくホルマリン漬けの標本を見て名付けたはずですし、通称のようなものがあったとしても、それは漁師や釣り師が釣ったり獲ったりしたものを見て名付けたものであったりしたのであろうから、海の中で一瞬しか姿を見ることができない…なんてことから名付けるということは考えづらいです。
 「シュンカン=俊寛」と考えるのが妥当なところなのでしょうか。平家転覆を企て平清盛の怒りに触れ、絶海の孤島・鬼界ヶ島へ流罪となった僧都俊寛。翌年、高倉天皇の中宮徳子の安産祈願のために行われた大赦の際、鬼界ヶ島へも赦免の船がやってきますが、一人島に取り残された俊寛は、沖へと去ってゆく赦免船の消えてゆく舟影に追いすがるように海に飛び込む…というストーリーが思い浮かぶのですが、なぜこのハゼを俊寛と?…という気配を感じたりもするのでした。襤褸を纏った俊寛僧都の姿とその容姿をダブらせたのか、はたまた、雲の上から琵琶湖に落ちてゲンゴロウブナになってしまった源五郎の昔話みたいな伝奇でもあるのでしょうか?

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2月23日 追記

 毎週、富戸で潜られている石田氏からメールをいただき、シュンカンハゼ命名の真実を知ることが出来ました。やはり、俊寛僧都からその名を付けたようです。命名者はシュンカンハゼの顔の皺から俊寛をイメージしたそうです。
 石田氏のサイト富戸の波では、この件に関して詳しく、そして、とても面白くまとめられていますので、ぜひともご覧ください。

富戸の波 http://homepage2.nifty.com/ALABAMA/index.htm
シュンカンハゼに関する記事は、「こぼれ話」のコーナー第112回にあります。

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2005/02/19(土) 00:29:38Fish trackback:0 comment:0 シュンカンハゼ / 大瀬崎
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



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