FC2ブログ

Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

マスダオコゼ属未同定種 / 大瀬




 このマスダオコゼ属未同定種(以後マスダオコゼsp.)、ヒョットコオコゼではないか!?などという疑いもあるようなのだが、神のみぞ知るところだ。

 体長15mm、こんな地味で小さな魚…しかもカモフラージュ系、そこに居ると分かっていたから探すことができたものの、普通に探そうと思っても、なかなか探せるものではない。このサカナを見つけてくれた方には本当に感謝したいと思う。仕事柄もあって、僕も「なんでこんなのを!」とヒトに言われるぐらい探しづらい生き物を見つけたことも少なくないのだが、僕の場合は、基本的に運がイイのである(笑)。

 話題になるサカナが続けざまに登場しているし、個人的にも念願のサカナを見つけることが出来たというこのところの大瀬。なんとか井田でも!…と、今日は気合を入れて探してみたのだが、やはり、大瀬とか井田とかというモンダイではなく、探すこと自体が根気と忍耐の作業だと思い知らされ…やはり偶然の出会いに期待しようなどと弱気になってしまいそうであった(苦笑)。すべての生物を見落とすまい…という意思を持って、岩の隅から隅までをジックリと凝視し続けるという作業をこなしていれば、今より何倍もいろんな生き物が見つかることは間違いないはずだ。センスや知識も大事だけれど、一番大事なのは、やはり根気と忍耐、さらには、そのことを苦に感じず楽しんでしまえる感覚だと思う。

 現在、このマスダオコゼsp.は、観察されていた場所から姿を消していて捜索願中である。居なくなるようなタイプおよびサイズではないのだが、こういった生き物に本当に関心があるヒトと、そうではないヒトとでは、生き物の扱い方がまるで違うものだから、やはり、あまりにも簡単に見に行ける浅場に居たことが災いしたのではないかな。以前、深場でばかり潜っていた頃は、観察していた魚が姿を消してしまうことは少なかった。ほとんどヒトが来ないということがその理由だと思うのだが、それは悲しいことだね。

 何にせよ、このサカナが何者か分からないことには、このサカナに関する文章の書きようもないのだが、ひとつだけ言えるのは、まだまだ見つからずにいる面白いサカナたちがたくさん隠れているだろうということ。1時間プラスアルファの潜水時間の中で、岩3つぐらいでも、穴があくぐらいジックリと探すということを多くの愛好家のヒトたちが実践してくれると、見つかることが多くないこのマスダオコゼ属のサカナたちも、もっと見つかるだろうし、いろんなことが分かってくるのではないだろうか。そして何よりも、この漫画に出てくるような可愛らしい顔をもっと見てみたいものだと思うのであった。

イボオコゼ科 / Aploactinidae
マスダオコゼ属未同定種 / Cocotropus sp.


 

Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2007/12/18(火) 22:39:20Fish trackback:0 comment:0 マスダオコゼ属未同定種 / 大瀬
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック






Contrust scale (graduated 16steps)
コントラストスケール
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium




"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。

Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.


Photographer Matsukawa Soichi

このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.