FC2ブログ

Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

キンギョハナダイ / 井田


 


 自分にとって井田の海の最大のモンダイはキンギョハナダイが少ないことだ。
 となりの大瀬では、岬はもちろんのこと外海でも湾内でもたくさんのキンギョハナダイが可憐な姿を見せてくれる。とくに今頃の季節、幼魚たちが群れて泳ぎ回る様は、無数の花びらが舞うような美しさで、見ているだけで幸せな気分になれる。

 こんなに近くなのに、なぜこんなにもキンギョハナダイが少ないのだろうか?イレギュラーなケースを除けば、生物がそこに居るのには必ず必然性があるものなので、居ないということにも必然性があるということになる。ダイビングをしていて感じる大瀬と井田との違いは、井田の場合、極端な深場へのアクセスがしづらいことである。大瀬の岬や柵下では一気に水深70mオーバーまで落ち込んでいて、とくにそのあたりではキンギョハナダイが多い。深いところを好む種が多いハナダイの仲間の中で、キンギョハナダイはもっとも浅場で見られるハナダイの一種なのだが、それでも、生息環境としては深場との連続性が重要なような気がしている。もちろん、これはあくまでも僕のイメージであって、絶対にそうだとは言い切れないのだけれどね。

 …とはいえ、井田に根付いてコロニーを形成している個体も少なからず居るわけで、今なら、かわいい幼魚たちの姿もいたるところで見ることができる。こうして撮影していると「頑張れよ!」と声をかけたくなってしまう。


 ちなみに今日は大失敗。デジカメの色調モードの設定が間違っていたのだ。FinePix F30は、“F-クローム”モードというヴィヴィッドな色調で撮影できるモードがあるのだが、これが水中撮影に使用すると下品なぐらいに派手な発色になってしまうのだ。撮影途中で気がついて設定し直したのだが、このカットはその前に撮影したもの。もうちょっと自然な柔らかいトーンで撮りたかった…。

ハタ科 / Serranidae
キンギョハナダイ / Pseudanthias squamipinnis (Peters, 1855)
FUJIFILM FinePix F30


Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2007/10/06(土) 23:30:39Fish trackback:0 comment:0 キンギョハナダイ / 井田
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック






Contrust scale (graduated 16steps)
コントラストスケール
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium




"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。

Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.


Photographer Matsukawa Soichi

このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.