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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

アライソコケギンポ / 井田





 
 このコは、ほとんど毎回必ずと言っていいぐらい撮影している個体なのだが、元気が良くてケンカも強い番長的存在なのではないかと思っている。このような強いコケギンポは、気にいった巣穴が見つかると、ず~っとそこで見られるというケースが多いので、毎回撮影できるというわけだ。たまに近くの巣穴に、他のコケギンポが入ってきたとしても追い出してしまうようだ。小さな一つの岩に数個体が棲んでいるケースもあるのだが、「同性ならNGだが雄と雌ならOK」「力が均衡していて、縄張り線を引きつつお互いに居座っている」「人間の目から見たら近い位置にある巣穴に居るようでも、コケギンポ的には問題無い位置関係」「まだ幼い個体ばかりで縄張り争いが激しくない」…などといった仮説が考えられる。

 ちなみに、そういった生態的なことを考察するのもオモシロイのだが、現在の個人的な興味は別にあるのであった。このコケギンポの居る岩から8mぐらい離れたところにある岩に、やはりとても血気盛んな個体が一匹いて幅を利かせている。この2匹が戦ったらどっちが強いのだろうか?…というヤジウマ的なことが現在の興味の種なのだ。しかし、おそらく、この距離8mという位置関係に縄張りを持つ2匹の格闘人生が交わることはないであろう。学生時代、格闘技ファン仲間と語り合った"全盛期の前田日明とジャンボ鶴田がセメントで戦ったらどっちが強かったのだろうか?"…というテーマを、ふと懐かしく思い出したりするのであった。

 今回は久々に"OLYMPUS C-740UZ"を使ってみた。兄弟機のC-750UZと比べて、今回のように一瞬のチャンスを狙って、何回もシャッターを切りたいというケースでは、C-740UZの方が若干撮影しやすいように感じている。
 まず、この画像は、ややピントが甘い。メンタルな部分になるのかもしれないが、画素数が多い方が、ピントの甘さがハッキリと分かってしまうので、気になってしまうことが多いような気がする。
 ISO感度の違いもある。C-740UZはISO100、C-750UZはISO50で最高画質を得ることが出来るので、当然そうして撮影するのだが、やはり、ISO100の方が撮影しやすい。同じ背景の明るさを得るのに2倍速いシャッター速度で切れるし、同じ絞り値ならストロボ光量は概ね半分で済むので、ストロボチャージにかかる時間が短く、撮影間の待ち時間が短縮される。おそらく数値にすると、微々たる差なのかもしれないが、撮影においては体感的なリズムの違いが、けっこう大事だったりするのだ。
 あとは好みの問題なのだが、C-740UZで撮影した画像は、C-750UZと比べると、ややウォームトーンの色調になる。まあそれも、どちらが良いというほどのことではない。OLYMPUSらしい極度な破綻の無い色調であるし、個人的には、どちらもわりと好みだったりする。
 おそらく、C-750UZを使っていた人がC-740UZに持ち替えてもすんなりと使えると思うのだが、C-740UZを使っていた人がC-750UZに持ち替えると、ちょっと戸惑うのではないかと思う。C-750UZの方が画素数が多くISO感度が低い分、少々気難しいのではないかな。


コケギンポ科 / Chaenopsidae
アライソコケギンポ / Neoclinus okazakii (Fukao,1987)
OLYMPUS C-750 UZ



 

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2007/04/16(月) 00:47:39Fish trackback:0 comment:0 アライソコケギンポ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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