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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

アライソコケギンポ / 井田





 
 このところ、中古で手に入れた旧型機種で撮影することが多い。レスポンスの鈍さや撮影枚数の少なさなど、気になることはあるものの、キチッと撮ってやれば、撮影画像そのものは最新機種と比べても遜色無ない。特定の難しい条件下での撮影でなく、ここに載せているような画像の撮影であれば、旧型と最新型の差なんて大したものではない。要は腕次第なのだ。

 …とは言え、これまでも断片的に書いたりしているように、JPEG画像出力が基本のコンデジの場合、機種によって出てくる画像の色調や階調‥あるいは解像度等々、それぞれに個性があり、そこらへんで、許容範囲内なのかどうか、あるいは好みなのか好みではないのか…といったことは出てくるであろう。

 …で、今回は珍しく"OLYMPUS SP-320"というのを使ってみた。すでに本体もプロテクターもディスコンになってしまっているのだが、自分としては旧型ではなく最新機種だ(笑)。
 さて、このSP-320だが、例によってSP-350という800万画素機との兄弟機種で、SP-320の方は710万画素機だ。しかし、撮影画像を見て画素数を判断することは事実上不可能に近い。最大の違いは機能面で兄貴分のSP-350の方が充実していることだ。よって、画質対コストパフォーマンスで決めるならSP-320の方が良いだろう。
 両機種ともに言えることなのだが、単3電池2本で動く仕様なので、スタミナが圧倒的に不足している。このときは、カメラを2台持って行ったにもかかわらず、潜水時間半ばにしてSP-320はバッテリー切れになってしまった。これはかなりツライ。
 その点、SP-350の方は本体にホットシューがあり、プロテクターにもシンクロソケットが装備されているため、外部ストロボをシンクロコードで接続できる。ありがちな、内臓ストロボを発光させ、直接あるいは光ケーブルを介して外部ストロボをスレーブ発光させるというシステムと違って、内部ストロボを発光させる必要が無いため、バッテリーへの負担が軽くなり、撮影枚数は倍増するだろうし、もっとも手間取るストロボチャージの時間が短縮され、撮影テンポも向上するだろう。

 このところ、デザイン重視ビギナー向けライト感覚路線を突っ走ってしまっているOLYMPUSだが、一言で言って、この両機種は(現時点では)"OLYMPUS最後の硬派コンデジ"だ。こうゆう機種がもっと出てきて欲しいものだと思う。

 例によって、コケギンポを撮ってみたのだが、"OLYMPUS C-4040"を髣髴させる淡く落ち着いた色調と豊かな解像感は個人的にとても好みで、「欲しい…」と思ってしまった。巷では、動作がとろくてしょうがないような評判を耳にしていたのだが、はっきり言って必要にして十分だった。シャッターの半押しからのタイムラグも、他の機種に特に劣ることは無い。確かにAFは高速とは言えないが、秀抜なAFエリア選択機能が、それを補って余りあると思う。まあ、なんと言うか、このカメラのAFに極端な不足を感じているとすれば、よっぽど素早くトリッキーな動きをするものを撮ろうとしているのであろう。そうでなければ、腕のモンダイで、他の機種に変えても撮れる画像は変わらないと思う。少なくとも、カエルアンコウとかハゼとかウミウシとかハナタツとか…いわゆる人気の被写体を撮るには十分なAF性能である。

コケギンポ科 / Chaenopsidae
アライソコケギンポ / Neoclinus okazakii (Fukao,1987)
OLYMPUS SP-320



 

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2007/04/09(月) 22:52:22Fish trackback:0 comment:0 アライソコケギンポ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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