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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

タカベ / 井田







 井田と言えばタカベの群れ…というぐらい、見るのが楽しみな魚。マクロネタを探すつもりでいても、沖の方に姿が見えると引き寄せられるように海底から離れて群れと一緒に泳いでしまう。

 今回の画像は、FUJIFILMのFinePix F30で撮影したもの。さすがにこうゆうのを撮るときには外付けのストロボが欲しくなる。…が、持っていないものは仕方が無い。狙いどころを青被りの影響を受けづらい浅場に絞るということになるのだが、いつも思い通りにはなってくれるというわけではない。それでも、とりあえず撮りたいという場合、高感度に強いF30は役に立つ。

 コンパクト機の場合、ISO感度を設定できる最低感度に設定するのが基本になる。ビギナー向けであるコンパクト機は出来るだけ感度を上げてシャッター速度を稼いでやりたいはず。それなのに、機種によってはISO50やISO64…あるいはISO80といった使いづらい低ISO感度の設定があるのは、やはり画質を良くしたいということであるはずだ。1/1.8インチや1/2.5インチといった極小サイズのCCDを高画素化しているコンパクト機の場合、高感度時のノイズ問題や画像の荒れは、現時点では鬼門と言っていいだろう。そんな中でFUJIFILMのCCDは比較的高感度に強いと言われているのだ。
 個人的な印象も、決して素晴らしいとまでは言えないものの、他の機種に比べると、ISO200あたりなら、なんとかなるかなあ…と言えなくもない…という感じだ。まあ、今回UPした画像ぐらいの感じだが、楽しむことはできるだろう。正直言うと、どうも気に入らないという部分は多々あるのだが、少なくとも雰囲気を伝えることは出来ると思う。
 デジタルの進歩は速い。予算にさえ糸目を付けなければ、銀塩フィルムに出来てデジタルに出来ないことは無いとさえ言い切る技術者も多い。予算が限られている貧乏フォトグラファーが、その恩恵に与れる日が早く来ればいいのになあ…と思う。


タカベ科 / Labracoglossidae
タカベ / Labracoglossa argentiventris (Peters,1866)
FUJI FinePix F30

Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2006/12/27(水) 00:00:01Fish trackback:0 comment:8 タカベ / 井田
コメント
この記事へのコメント
> TERU さん
 マクロで見る色は、現実を知らないで見ている場合が多いと思います。だから、リアルではなくてもリアルだと思い込みやすいんでしょうね。
 逆にワイドの場合は、感覚としてマクロの場合よりもリアルな色のイメージを思い浮かべ(思い出し)やすいと思います。…なので、現実と異なる場合に生じる違和感に気づきやすいのではないでしょうか。

 リアルであることが絶対だとは思っていません。でも、魅力を引き出すための化粧と根本的に形態を変えてしまう整形が違うものであるように、その味付けの仕方は、けっこう大事なポイントなのではないかと感じてます。
 RAWでの撮影こそデジタルのメリットを最大に活かせるものだと思うのですが、使い方を間違えると、モンダイもあるでしょうね。
2006/12/31(日) 19:21:47 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
F30
被写体によって良かったり悪かったりがありますね。
マクロだと気にならないこのデジカメの発色傾向も、ワイドだと違和感を感じたりします。
やはりRAWで撮りたいですね。
2006/12/31(日) 01:08:05 | TERU | #RcwPtZms[ 編集]
> TERU さん
 お久しぶりです。
 続けて一気にいろいろ書いたので、分かりづらくなってしまっているかもしれませんね。
 F30…僕も画質は良いと思います。他のコンパクト機に比べて高感度に強いとも思います。
 ただ、ISO400まで感度を上げるとNGです。コンスタントに良好な画質を得られるのは、やはりISO100です。でも、ISO200なら、まあ使える画質が得られるというだけでも、「他のコンパクト機と比べて」という条件であればアドバンテージと考えます。
 しかし、レタッチに弱いというのは、ツライところです。画質が良いといっても、常に思ったとおり(見たとおり)の色合やムードを得られるわけではありません。デジカメにイメージを強要されるわけですから、絶対にレタッチは必要です。
 元の画質が良くても、感度を上げたり、必須であるレタッチを行なったりするとガクッと画質が落ちてしまうのでは、ストレートに「この機種は画質が良い」ということにはならないのでは…となるわけです。

 …で、このタカベの写真、オリジナルはもっと色鮮やかです。現実とかけ離れているように感じたので、けっこうレタッチ(赤と青の彩度を下げて、コントラストは若干上げ、軽くシャープをかけている。水の部分に浮いたノイズをぼかしている)しています。
 その結果、このサイズなので、粗が目立たないのかもしれませんが、オリジナルサイズでは解像感が極端に落ちています。
 「>撮ったままの画質が気に入らない」というわけです。
2006/12/30(土) 00:17:03 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
F30
おひしぶりです。
F30ネタなので乗らせてもらいます。
画質はいいと思いますよ。
このタカベの写真もいいと思うのですが。

でもレタッチに弱いという意見には、同意します。
撮ったままの画質が気に入らない場合は問題でしょうね。
2006/12/29(金) 23:09:08 | TERU | #RcwPtZms[ 編集]
> m_style さん
> S1ISが油絵っぽい画質になる

 キヤノンの画質が油絵っぽいというのは、よく聞きくハナシですね。特に画像エンジンをdigicと銘打ち出してからは、よく耳にします。

 でも、僕が実際に使った感じでは、それほど気にならないケースも多かったです。そのときは、確かISO50で使っていたので、感度を上げるとm_style さんが言われるように、油絵っぽさが顕著化するのかもしれませんね。

 ちなみに、油絵っぽい画像になる原因としては、「ISO感度を上げる」「絞る」「光源のストロボ光比率が高い」「オートホワイトバランスを使う」というケースがあります。10倍ズーム機の場合、望遠側で離れた距離から撮影した画像を、レタッチでレベル補正するケースがあると思うのですが、これも油絵っぽくなります。あと、コンパクトデジカメの場合、後処理でシャープをかけたり、コントラストを上げたりするのも、油絵っぽくなる原因になります。…で、この辺のファクターを避けて撮影してみると、S1ISでも、かなり透明感がある画像を得ることが出来ました。

 F30の場合は、ちょっと独特な感じなんですよ。ハニカムなんとかってCCDの特徴なのか、画像のチューニングの仕方の特徴なのか、上手く言えないんですけど…、極端に言ってしまうとすごく写真っぽい油絵って感じ。他のデジカメの場合は油絵っぽい写真って感じ。このニュアンス、分かるでしょうか?でもまあ、僕は油絵っぽいのもけっこう好きなんで…(笑)。

 S6000…、28mm~300mmですヨ。しかも、マニュアル撮影可。CCD-RAW対応。1/1.8インチCCDを使った10倍ズーム機では特に大きくないですし、撮影出来る画像の可能性を考えると、僕にしてみれば機動力満点です。BCDにぶら下がる大きさですし、何よりも、僕にとっての機動力の源は大きさよりも中身のコストです(笑)。問題は外身ですけど(10万ぐらいかな…)。でも現在手に入る新品と考えると、他に同類もないわけですしね。
 …で、こう書けば、誰か実行してくれて、貸してくれたりしないかな…と思ったりもしてます(笑)。
 
2006/12/28(木) 22:39:18 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
僕はS1ISが油絵っぽい画質になるのが気に入らなくて。速報の様な感じでupしてるので、レタッチはかなり雑なんですけど。S6000等も以前購入を検討したんですが、そこまでの大きさなら銀塩一眼でいいかなって感じで僕は止めました。コンデジの一番の魅力は機動力なので画質は二の次ですけどね。
2006/12/28(木) 00:15:12 | m_style | #-[ 編集]
m_style さん
 毎度です。F30、オモシロがって使ってます。

 画質…イイと思いますか?

 僕は、壊れたらもう一回買うか?と訊かれたら、もう買わないかも…(笑)。

 思い通りにならないのを手懐けながら撮るというのは、機械イジリとして面白いといえば面白いのですが、やはり、撮影の本質とは違いますしね。

 マニュアル設定が出来ないってのは、ヤマをハッて撮るようなもんです。F30はオートカメラですんで、上手いヒトが撮っても、下手なヒトが撮っても、100枚シャッターを切れば50点台の写真を同じぐらいの数だけ撮れるって代物です。狙ってコンスタントに100点に近い結果を出すには、マニュアルモードが必須でしょう。

 この画像がクリアに見えるのは、明るい透明度が良い浅場で思い切り寄って、太陽を背にして順光で撮っているからだと思います。

 ISO感度を上げると画質そのものの透明感は極端に落ちるような感じで、いわゆる油絵っぽい画質になります。クリアに見えるのは、600万画素の解像度が効いているのでしょうね。色合いに関しては、むしろS1ISの方がクリアに感じます。

 ちなみに、今回の画像も、タカベを紹介するための画像としてはOKですけど、作品的には、僕の中ではNGです。どこか不自然な画質に感じるんですよ。…で、レタッチしたいところなのですが、レタッチに対する耐性が極端に低いもので、あまりいじれないですし…。

 もしも、28mmからになったら買おうと考えられているのなら、過度の期待は禁物ですヨ。高感度に強いと言っても、コンパクト機の中ではという前提付きのことですからね。それにISO400あたりまではイケるというのならまだしも、ISO200までですし。
 まあ、ISO200でも助かると感じることはありますけど、あくまでも、助かるというレベルです。
 10倍ズーム機でISO200が使えたら、記録画像を残すのに便利なので、同じFUJIFILMのS6000fdをハウジングに入れてみたいとは思います。こっちは、マニュアル設定できますしね。 
2006/12/27(水) 18:04:33 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
FinePix F30は噂どおり画質がいいですね。
Canon Power Shot S1IS よりとてもクリアーに見えます。(腕の違いもありますけど)FUJIFILMも来年あたり28mmを出さないかなと思ってるんですが。高感度に強いってかなり魅力です。
2006/12/26(火) 23:53:51 | m_style | #-[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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