今日は、しばらく使っていなかった"OLYMPUS C-4100"を使ってみた。
今や過去の遺物となりつつあるスマートメディアを記録メディアとして使用しているのが、この機種のネックだ。記録・転送の速度は遅いし、容量は最大でも128MBしかない。
さらに大きな問題は、このメディアのエラーが多いという欠点で、これまで何度となく貴重な撮影画像を失ってしまっている。まるで銀塩クラシックカメラで撮影するときのような不安と緊張を感じることが出来る…とまで言ってしまうとチョット大げさだが…(笑)。
まあ、普通の人が、そこそこのペースで撮影する分には、トラブルの確率は、そう高くも無いように思う。自分がこの機種を使っていた頃は、ほぼ毎日、1日100カット以上というペースでガンガン撮りまくっていたので、必然的にトラブルの発生回数も多くなったのだろう。
そんなわけでしばらくお蔵入りしていたC-4100だが、使ってみると相変わらずなかなかの優れモノだと再認識することができた。同じ400万画素機のC-750あたりと比べると、描写にゆとりが感じられるし、写りもイイ。旧型とはいえ、CCDサイズは1/1.8インチで、C-750のCCDは1/2.5インチなので、その辺が効いているのだろうか。あと、単純に考えても、3倍ズームレンズと10倍ズームレンズの描写能力を比べてしまうと、3倍ズームの方が有利なのは明らかということになるのだろう。まあ、ある意味、用途が違う機種なので同じ土俵で比較するのはナンセンスだと言ってしまえばそれまでなのだが…。
C-40あたりから顕著化してきた、いわゆるOLYMPUSカラーの典型という感じの発色も、素人受けがイイので重宝すると言えなくもない。ちなみに、上の画像は、実際に撮影したときの印象とあまりにも違うので後処理で元画像のブルーの彩度を少々下げて色相もシアン寄りに振っているが…。
ヨウジウオ科 / Syngnathidae
ハナタツ / Hippocampus sindonis (Jordan et Snyder, 1901)
OLYMPUS C-4100
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この画像は…と言うか、このブログの伊豆で撮影した画像は全て、コンパクトデジカメの内蔵ストロボのみ…ということで一灯で撮影しています。
…ですんで、この構図をワイド側で寄って撮ろうとすると、被写体のハナタツは極端にレンズに近づくことになるため、レンズポート部分でストロボ光がけられてしまうことになります。
触手に当たる光量というのも実にムズカシイところで、内蔵ストロボの光量で触手が青被りしないようにするとなると、背景の明るさを落とす必要が生じます。デジタルの場合、銀塩と比べて、自然光の影響がはるかに大きいんです。よって"青抜き"と"青被り阻止"はトレードオフの関係になる場合が多いんですね。まあ、サボらずに、もうちょっと徹底的に設定等を詰めていけば、divedeepさんがイメージする絵に近づけることも出来ると思いますが…。
あと、外部ストロボを導入使用すれば、ある程度は解決するでしょう。でも、現在のコンセプトとして、"初心者の方々が持っているのと同じような道具で撮る"というのもありますし、シンプルでコンパクトゆえに、大掛かりなセットでは撮れないものを撮れるというメリットも大きいんですヨ。
画面上の青は空の色かと思ってしまうほどです。
ちなみに一灯ですか、、、珊瑚の触手にももう少し
明るさが欲しいむ感じですが。寄ってワイド端で撮ると、
どうしても周辺光量が不足気味なんですかね。
Contrust scale (graduated 16steps)
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium
"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。