Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

--/--/--(--) --:--:--スポンサー広告 スポンサーサイト

イバラタツ / 井田






 
FUJI FinePix F30 impression vol.4

 イバラタツ。井田ではこうゆう大きな個体をよく見かけるような気がする。ちなみにこの画像はF30ではなくC740で撮影したもの。でもまた、例によってF30の話の続きを…。

 まだ1回しか使用していないので、まともに撮影できていないのだが、使いこなす上でのいくつかのポイントを見つけたので書いておこうと思う。

 前回、マニュアル撮影が出来ないことによる不都合を書き連ねたが、ストロボの発光モードを変えることによって、露出のオート制御を撮影者がある程度コントロールできるようだ。

 例えば、絞り優先オートで絞りをf8に設定すると、シャッター速度が1/6秒になったとする。これは、ストロボ無しでも標準露出で写るようにカメラが判断した数値だ。…で、海中での撮影は基本的にはストロボ撮影になると思う。いくつかある発光モードの中から"スローシンクロ"と"強制発光"を使うことになるのだが、この両者を使い分けることによって、ある程度のシャッター速度の制御が可能になるのだ。
 ストロボを"スローシンクロ"で同調させると、f8・1/6秒の設定は変わらない。状況によっては、自然光の影響が強く出てストロボが当たっている主要被写体まで青被りしてしまうので、背景の明るさと主要被写体の明るさの差を考慮に入れる必要があるが、状況が良ければナチュラルな感じで撮れるだろう。
 ストロボを"強制発光"で同調させると1/60秒とか1/100秒といった早めのシャッター速度が選択される。手ブレや被写体ブレのことを考えると、この方が撮影しやすい。背景は暗めになるが、マクロ撮影では主役の被写体に光が回っていればOKというケースが多いし、背景に水の青色を取り入れたいという構図でなければ、いたずらにシャッター速度をスローにする必要は無い。絞りを開け気味にして若干水面に向けてカメラを構えることで青抜きも可能だ。シャッター速度が速くなることによって自然光の影響が少なくなり、主役の被写体に対しては主にストロボ光だけで撮影することになるため、青被りが少なくなり被写体の色が鮮やかに再現されるというのが最大のメリットだ。海中の生物を撮影するという一般的な使い方をするのであれば、通常ストロボは"強制発光"に設定しておいた方が無難だろう。
 
 次に露出補正だが、F30はプラスマイナスで各2段の露出補正が可能だ。いろいろテストしてみたのだが、どのように露出を制御しているかはまだ分からない。データシートでもあれば助かるのだがメーカーのサイトなどを探しても見つけることは出来なかった。しかし、これまでテストしてみた感じでは、一般的な水中撮影に関しては、残念ながらストロボ光量の制御には役立たないようだ。絞り優先オートの場合、主にシャッター速度を変化させることによって露出の補正を行っているようなのだ。まあ、青抜きしたい場合に背景のブルーの濃度をコントロールするのに少しは役立つケースがあるかもしれないという程度だろう。

 ただ、ストロボ光量に関しては、ディフューザーなどを使うことによって、ある程度のコントロールは可能だ。F30用のプロテクターにはマクロ撮影用にディフューザーが付属しているが、若干効果が弱いようなので、薄い乳白色のプラ板などをストロボの前に装着できるようにしておけば、さらにストロボ光を抑えることができるだろう。F30のストロボは強めに焚かれる傾向があるので、クローズアップレンズを使った近接撮影をする場合などは絶対に必要になってくるはずだ。

 FUJIのCCDは独特な描写で画像を再現してくれるので、とまどうこともあるのだが、個人的には気に入っている。ただ、後処理に対する耐性が弱いように感じる。コンパクトデジカメのJPEG画像はどれもそうだと言ってしまえば、そのとおりなのだが、特にその傾向が強いように感じるのだ。せっかくのF30の能力を最大限に活かすならば、撮影の段階でほぼ完成という状態にもっていかねばならない。そうゆう意味では、マニュアル操作できる機種ではないので、手懐けるのがムズカシイが、それもまた楽しいということにしておこう。


ヨウジウオ科 / Syngnathidae
イバラタツ / Hippocampus histrix (Kaup,1856)
OLYMPUS C740


 

Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2006/12/13(水) 00:00:23Fish trackback:0 comment:4 イバラタツ / 井田
コメント
この記事へのコメント
> のざわさん
 あの弁当箱の拡散板は良かったですよね。
 ワイド用の拡散板は自分も欲しいんです。ワイコンを使う場合などは、内臓ストロボだけではシンドイです。動きの少ないものだったらビデオライトなんかを使えるんですけどね…。掟破りの外部ストロボも考えているんですが、デカくなることには抵抗を覚えますんで…。拡散板は、やはりキヤノンG7のプロテクターに付いているのをイメージしています。あれだと邪魔にならないと思うし、シンプルなので製作も簡単かな…と。
 のざわさんの日記、楽しみにしていますよ。がんばって長~く続けてください。
2006/12/16(土) 23:53:04 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
のざわです。
いろいろアドバイス、ありがとうございました。陸上用の拡散板は試作の段階で、直ぐに割れてしまい断念してしまいました。
≫タッパーのふた
マクロ用に、キャノン純正プロテクターを参考にしながら製作をしています。4040のプロテクターも、半透明な弁当箱を同様に加工をしてたのですが、案外良かったです。
プロテクターを改造しなくても、matsukawaさんのようなワイド写真が撮れるなら、そのままでいきたいのですが、自分にはそのような技術がないので、割り切って、ワイドは銀塩での撮影を楽しむ事にしようと考えております。出来上がりは別として・・・(笑)
 このサイトで申し上げることは筋違いかととは思うのですが、いつも僕の幼稚な文章と、粗末な写真を見に来て頂いてありがとうございます。半クローズドな環境とはいえ、魚の事を含め、ダイビング関連の事柄において、間違ったベクトルに向いているようなことがあったら、容赦なくご指摘願います。
2006/12/15(金) 09:27:13 | のざわ | #-[ 編集]
> のざわさん
 広角域撮影時の光量ロス…絞りを開けても対応できないぐらいのロスでしょうか?どの程度のものなのかが分からないので、良い答えを出せないのですが、自分の場合、ご存知の通り、あまり機材に大掛かりに手を加えることはないんです(単にめんどうくさがりやともいう)。どちらかというと、その撮影機材で対応できるような撮影法を考えて実行するという感じです。
 自分の場合、銀塩ではフィッシュアイなどの超広角レンズを使うことがほとんどなのですが、ストロボ光は主要被写体にだけ当たっていればいいという感じで撮ります。ただ、いかにも「人工光を当てました」という雰囲気は嫌いなので、自然光の部分とストロボが当たっている部分とのつながりが目立たず柔らかい感じになるよう気をつけています。
 …で、今回の場合は、ストロボ光のマニュアルコントロールが出来ない機種で光量が強すぎるためにディフューザー(減光板)としてプラ板の追加を考えていたのですが、のざわさんは拡散板として考えているわけですね。拡散板にしても光量が減少するのは仕方が無いことですね。例えば、ロスの無いレンズのようなものを使って光を拡散させたとしても、光源の光量が拡散するからには減光するわけですし。ちなみに、YSストロボのディフューザーは、光量を約1/2に減光するためのフィルターででもあるわけですから、ロスが大きくなるののは避けられないでしょう。単に拡散させるのであれば、陸上ではエアキャップ(子供がプチプチつぶして遊ぶ、お菓子の缶などに入っているビニール)なんかを使いますけど水中だと水圧でつぶれちゃいますね。あとはやはり、もうチョット薄手で透明度の高いプラ板などを加工するか、タッパーのふたとかじゃダメかなあ
2006/12/13(水) 23:15:17 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
のざわです。
>薄い乳白色のプラ板などをストロボの前に装着
最近、オリパス7070を安く手に入れる事が出来たので、例のごとくホームセンターで材料を買ってきて、内蔵ストロボ用拡散板を製作しました。今回は前面に、YSアダプターを取り付けてみたのですが、広角撮影時において、光量のロスがあるかな~って感じました。何か良い材料はないですでしょうか。
2006/12/13(水) 18:37:08 | のざわ | #-[ 編集]
コメントを投稿する

トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック






Contrust scale (graduated 16steps)
コントラストスケール
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium




"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。

Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.


Photographer Matsukawa Soichi

このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。