fc2ブログ

Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

ツノハタタテダイ / 大瀬崎





 ツノハタタテダイの幼魚の体形や体色は、けっこうインパクトがあると思う。個人的にはかなり好き。伊豆に流れてくる死滅回遊魚のなかでは、わりと個体数が少ない方ではないだろうか…。少なくとも今まで見たクマドリイザリウオの数の1/20以下の数しか見たことがないと思うのだが、不思議なことに巷ではクマドリイザリウオはレア物として認知され、ツノハタタテダイはあまり話題に上ることも無い。まあツノハタタテダイに限ったことではないのだけれど…。あまり人気が無い魚だったりすると、たとえ稀にしか見ることが出来ない魚だったりしても、レアもクソも無くダイバーに相手にもされないことが多い。魚としてはその方が幸せなんだろうけどね。
 それにしても独特なデザインをしている。眼の周囲が黒いのは、攻撃されるとマズイ眼を目立たなくする効果があるはずだ。上下に長い体形も魚として認識されづらいカモフラージュ効果が期待できる。では、よく目立つ八の字のストライプにはどんな効果があるのだろう?何か必然性があるのだと思うのだけれど…。オーソドックスに考えるとカモフラージュのためなのではないかと思う。さんご礁の中では、けっこう目立たないのかもしれない。


チョウチョウウオ科 / Chaetodontidae
ツノハタタテダイ / Heniochus varius (Cuvier, 1829)



Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2006/11/07(火) 02:11:56Fish trackback:0 comment:0 ツノハタタテダイ / 大瀬崎
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック






Contrust scale (graduated 16steps)
コントラストスケール
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium




"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。

Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.


Photographer Matsukawa Soichi

このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.