FC2ブログ

Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

サビハゼ / 大瀬崎






 僕がダイビングを始めた頃、大瀬湾内のハゼで最大勢力を誇っていたのは、このサビハゼだった。砂地にビッシリと隙間無く群れる様は、まさに"サビハゼの絨毯"という感じだったものだ。それが、ある時期を境に、ほとんど姿を見ることが無くなり、1本潜っても、1個体も姿を見かけないということが多い期間が長く続いた…。そして、最近は、またこのようにサビハゼの群れを数多く見ることが出来るようになった。そう言えば、今年はイワシが不漁で、ものすごい高値が付いていたなんてことがあったが、自然界のダイナミックな変化は、人間の考えなど及びもつかないところで、きわめてさりげなく行われているものなんだろうな…と思ったりしたものだ。
 ちなみに、今年は少ないと言われていたイワシだが、このところ大瀬や井田では、頻繁にものすごい大群がやってきて、浅瀬に押し寄せたときなどは、海面をバケツですくうだけでバケツの中はイワシで一杯になり大漁だった。僕が通っている井田のサービスでは、今日は煮物、次の日はマリネ…という感じで、毎日美味しいイワシ料理を食べることが出来た。
 さて、サビハゼの話に戻るが、長期間サビハゼが居なくなってしまった理由が、未だによくわからない。石の裏などに卵を産み付けるタイプなので、稚魚の拡散する率も低く、サビハゼがいる近所の他のエリアからの種の供給が行われづらかったのだろうか…とか、何らかの形で、一度勢力が衰退してしまった後は、他の勢力からのプレッシャーを押しのけて勢力を拡大出来るまでに時間がかかるのだろうか…などと考えを巡らせたりしたものだ。いずれにせよ、一大勢力を誇っていた種が一瞬にして弱小勢力になってしまった理由は謎のままである。極端に低水温になってしまった時があって、キンギョハナダイやソラスズメダイが絶滅状態になったこともあったが、サビハゼはそんなに低水温に弱かっただろうか…と考えたり…。まあ、人間が考えているようなことなんて、別に些細なことなのかもしれないけれど…。

ハゼ科 / Gobiidae
サビハゼ / Sagamia geneionema (Hilgendorf, 1879)


Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2006/07/25(火) 23:14:34Fish trackback:0 comment:2 サビハゼ / 大瀬崎
コメント
この記事へのコメント
> K.Miura さん
お久しぶりです。

相変わらず、赤沢で潜られているのですね。

やはり、サビハゼが多いですか。
伊豆エリアではサビハゼが増える好条件が揃ったんでしょうね。

サビハゼが群れているシーンは好きなので、うれしいです。
2006/07/27(木) 22:43:23 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
多いですね
matsukawa さん、こんちはです。

ずーーとご無沙汰しております。HPは見てますが...

そうですか、大瀬でもサビハゼ多いですかあ。
先週、赤沢潜った時も やけに多いなあって思ってました。
私が赤沢潜り始めて一番多いかも。
2006/07/26(水) 08:57:36 | K.Miura | #mQop/nM.[ 編集]
コメントを投稿する

トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック






Contrust scale (graduated 16steps)
コントラストスケール
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium




"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。

Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.


Photographer Matsukawa Soichi

このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.