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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

最近出番がチョット少ないカメラたち…


 梅雨も真っ盛りという感じでジメジメとした日々が続いている。この時期の撮影なら、実はカラッと晴れた日よりもシトシトと小雨が降っているような日の方が、季節感を表現できるし、しっとりとした情緒があって個人的には好みなのだが、ちょうどいい塩梅の日には仕事が入っていて、時間が出来たと思ったら土砂降りだったりして、なかなか思うように撮影に出かけることが出来ない。
 梅雨の季節はカメラにとってもツライ季節である。カメラバッグに入れっぱなしにして押入れに放り込んでおいたりすると、レンズにカビが付いてコーティングが痛んでしまったりする。一応、撮影機材は防湿庫にしまってあるのだが安心は出来ない。やはり、時々動かしてやらねばならないのだ。
 …というわけで、今日はカメラを防湿庫から出してやった。人に譲ったり、下取りに出したり…と、けっこうリストラしたのだが、それでも最近使っていないレンズなんかがけっこうある。売りに出してしまおうかな…と思ったりもするのだが、じゃあどれにしよう?…と考えてみると、今、残っているものは、どれも得意技を持ったものばかりで手放せない。
 上の写真にある今回手入れしたカメラとレンズは、デジタル一眼のD70とDX Nikkor 18-70mmの2つを除いて、どれも銀塩フィルム撮影用に手に入れたものばかりだが、最近、銀塩フィルムカメラの出番が本当に少ない。たまに使っているのは中判のPENTAX645だけで、35mmフィルムを使って撮影する機会が減ってしまっている。35mm判が最高に活躍できる水中撮影もコンパクトデジカメで済ませてしまっているので、よりいっそう35mmフィルムの出番が少なくなってしまう。陸上での撮影においても、35mm判は銀塩フィルムでは最も汎用性が高いフォーマットなのだが、自分の現在の撮影スタイルにおいては、やや中途半端な存在になってしまっていて、せっかくの機材を活かしきれていないというのが実情である。じっくりと腰を据えて自然と向き合って撮影するときは、より高画質を得られる中判を使うし、気軽に撮影するときはデジタルで済ませるという感じだからだ。先日ふとしたはずみで35mm判で撮影する機会があったのだが、出来上がってきた写真を、同時にデジタル一眼レフカメラで撮影した画像と比べてみて、やはり銀塩フィルムは良いなあ…と、しみじみ思ったりしたのだが、それにしても、そのとき中判を持っていっておけば良かった…という思いの方が強かった。もうちょっと余裕が出来て、野良猫撮影とか街中でのスナップ撮影を再開させられたら、35mm判を活躍させることができるかな…と思いながら、フォーカスリングや絞りリングを回したり、カメラの空シャッターを切ってみたりしたのであった。
 子供の頃、テレビは白黒なのが普通で、カラーテレビは別格な存在だった。今はカラーなのが当たり前で、白黒テレビを探し出すのは困難だろう。そう遠くない将来、デジタルカメラなんて言い方は過去のものになり、デジタルカメラのことを"カメラ"と呼び、銀塩カメラの方が"フィルムカメラ"なんて感じで呼ばれ、白黒テレビのようなマイナーな存在になるのであろう。正直言って、デジタルカメラで、本当に銀塩フィルムカメラと同じか上回る表現ができるようになってくれるのなら、どっちでもいいのだが、それぞれに良さがある…なんて言われているような現状のまま、銀塩カメラがフェードアウトしていってしまうというのはツライものがある。まだ撮りたいと思っているイメージが山のようにあるのだから、最良の手段を用いて撮影したいと思うのが人情というものだ。少なくとも、水中撮影の表現においては、まだまだ銀塩でなければならない必要性が大きい。水中撮影そのものがマイナーな行為だけに、デジタルカメラが、その辺の銀塩フィルムの優位性をクリアするには、思っているより時間がかかりそうだと思い始めている。何よりも怖いのは、デジタルカメラしか知らない=本当の銀塩フィルムカメラの良さを知らない人たちによって、ハードルを低い位置に設定されてしまうことだ。玄人顔したデジタルカメラ使いの人たちが「素晴らしい!」「これで十分だ!」と評価するデジタル画像の表現力のプアーなことと言ったら、めまいを覚えることすらある。銀塩フィルムが写真撮影の究極のアイテムだと思っているわけではない。むしろ、デジタル技術の可能性に大きな期待を持っているからこそ、銀塩フィルムを凌駕する表現力を可能にして欲しいと思う。

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2006/06/28(水) 03:37:47diary trackback:0 comment:0 Diary 2006/06/28
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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