いろんなヒトを見ていて、ひとつの事をやり続けるという事は、けっこうムズカシイものなのだなぁ…と思うと同時に、そうではない(ひとつの事をやり続けたりしない)のが極めてノーマルなことなのだろう…と思うようになってきた今日この頃。気が付いたら15年間以上、一向に衰えることない意欲を持って海に潜り続けている自分は、ノーマルではないのではないかと心配になってきたりする(笑)。
…とは言え、まったくの一本調子で今日に到ったわけではなく、それなりに紆余曲折を経てきているし、何もかもが以前とまったく同じというわけでもない。行き詰まりを感じることなどしょっちゅうである。ちなみに、こうしてWEBサイトを更新し続けることなどは、苦痛とまではいかないまでも、かなり面倒臭い作業だと言える。写真撮影そのものは好きなのだが、以前のように自由に撮影に打ち込むことが出来ないという事から生じるフラストレーションによって熱意が削がれ、惰性でシャッターを切り続けているという気配が濃厚になってしまう。それでもなんとか撮影を続けているのは、休むことは止まることではなく後退することだと思っているからだ。ちょっと一休み…なんて言っていられるほど成熟していない。少なくとも自分はまだまだだと思うし、発展途上だと思いたい。ゲーテの詩の一節に「星のように急がず、しかし休まず…」という言葉がある。気持ちが萎えてきているときなど、ふと思い出す言葉だ。写真撮影とかダイビングという行為は、瞬間的に凄く頑張るよりも、コツコツとやり続けることのほうが大事だと思う。もちろんノンビリ過ぎてもダメだろうけど。あと、歳のせいか体力的にシンドイこともあったりするのだが…(苦笑)。
スズメダイ科 / Pomacentridae
スズメダイ / Chromis notatus notatus (Temminck et Schlegel, 1844)
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地道に続けることは、集中して情熱を注ぎ込むことよりも、遥かに困難な事だと思っています。少なくとも、自分の場合はそうですね(笑)。でも同時に、自分はそうだから…とか、あの時はそうだったから…というタイプの逃げ口上を言う事は、もっとも蔑むべき態度の一つだと思ってるんです。やると決めたら、万難を排してでもやるということが大事だと思うんです。日頃エラそうなことを言ってしまっているんで、自分で退路を断ってます(笑)。
そうは言っても、状況は困難化する一方なんですけどね。おそらく、状況に関して言えば、ここ20年間で最悪と言っても大げさではないぐらい苦境に立たされています。だから、ぜんぜん楽しくないこともあります。
でも、そんなときは、また楽しくなるはずだから、そのために続けようって考えます。
ちなみに、ハードルそのものは低いんですけどね(笑)。
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。