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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

マグロの切り身=3.7kg也


 久しぶりの更新ですが水中写真じゃありません。このワイルドな魚の切り身がなんだか分かるでしょうか?
 実はマグロなんです。体重計で量ってみたら3.7キログラムありました。
 この日、清水港に入った遠洋マグロ漁船の船員が、過って海に落としてしまったフカヒレ(縛ってでかい束にしてある)の回収の仕事に行ってきました。そのときに、お礼に…といただいたのが、このマグロです。
 昨日今日と食ったのですが、その美味さは驚異的でした。これまで食べてきたマグロは何だったんだろう…という思いです。赤身でも魚屋で売っている中トロなんかより遥かに美味かったです。もらったときはカチンカチンに凍っていて、冷蔵庫で2日間かけて解凍したのですが、驚いたのは、いわゆるデップという解凍したときに出てくる水分が、ほとんど出てこなかったことです。船員の話によると、巷に出回っている刺身用のマグロは冷凍と解凍を何度も繰り返しているため、かなり鮮度が落ちているそうなんです。生鮮食品の鮮度というのは、食べて害がある状態にしないというのが基本なんですが、味を落とさないという意味での鮮度キープとイコールにはならないんですね。
 写真の切り身は、船員が自分たちで食べるために、獲れた直後に解体して瞬時に冷凍したものです。マグロ漁船の冷凍庫はマイナス50度近くという超低温で一瞬で冷凍しますが、これが一番冷凍という状態です。店頭に並ぶ刺身は、解体の時に解凍します。その後、冊切りにしてまた冷凍、販売時に解凍、売れ残ったらまた冷凍ということを何度か繰り返しています。消費者の口に入るときには四番解凍‥五番解凍‥ということになていることはザラなんだそうです。
 さらに、マイナス50度近くという超低温で冷凍される遠洋マグロ漁船と違って、通常の冷凍はマイナス25度あたりで行われるそうで、それでもかなりの低温だと思うのですが、この程度ではマグロの冷凍温度としては高すぎるそうなんです。遠洋マグロ漁船の船長だった方に話を聞くと、超低温冷凍技術が無かった頃は、遠洋で獲られて時間が経ったマグロは、冷凍されていても、いわゆる"シーチキン"などに代表されるマグロのオイル漬け缶詰の原料としてしか使い道がなく、せっかくたくさん獲ってきたのに空しかった…と話してくれました。冷凍保存を必要としない近海モノに価値があるというのも頷けますね。

 この写真のマグロは遠洋で獲られた直後にマイナス50度で瞬時に冷凍された後、その超低温をキープした状態で清水港に荷揚げされ、その後、我が家の冷蔵庫内で、イチバン最初の解凍が行われた一番解凍の品です。ちょうど潜りに着てくれたヒトでもいれば、ぜひともお腹いっぱいになるまで味わってもらいたかったのですが、残念ながらほとんどが我が家の胃袋に収まることになりました。美味しかったです。

Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2006/04/02(日) 00:59:59diary trackback:0 comment:2 Diary 2006/04/02
コメント
この記事へのコメント
> TAKA さん
 お久しぶりです。

 マグロ、おいしかったですよ~!

 沖縄を離れるんですね。
 でも、千葉なら、伊豆が近いですね。ぜひとも潜りに来てください!
2006/04/02(日) 20:11:26 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
食べたかった!
matsukawaさんこんにちはo
マグロ・・・そんなにおいしかったのですか?!食べたかった・・・
明後日に沖縄を離れて千葉に引っ越すことになりましたo 落ち着いたら是非とも潜りに行きたいと思っているので、その時はよろしくお願いしますね!
2006/04/02(日) 16:01:36 | TAKA | #iT7J3SII[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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