ヘビギンポ科 / Tripterygiidae
ヘビギンポ属未記載種 / Enneapterygius sp.
岬の先端で見つけた"赤ヘビ"。湾内よりはずっと居そうな気配がある環境ですし、おそらくは居るんだろうなあ…と思っていたのですが、今回、初めて実際に岬の先端で確認できました。
初めて"赤ヘビ"を見つけてから、だんだん目が慣れてきて、今では、見ようと思えばいつでも100%見ることが出来るようになったのですが、その最初の頃から現在にかけてのことを思うと、いかに強い先入観を持って探していたかを思い知らされます。効率を高めるようとすることが、手抜きになってしまわぬようにしないといけませんね。何を探すにしても、居るであろうと思われる場所以外もしっかり見なければ…。
水深は-5m、安全停止中に見つけました。小さなゴロタ石エリアで、石の上にチョコンと載っていました。大瀬に居るこの種としてはチョットだけ深めです。周囲に他の個体は見られませんでした。
岬のこのあたりは、ヘビギンポ(Theヘビ)もほとんど見られないところなのですが、"赤ヘビ"は個体数は少ないものの、ヘビギンポと比べて、若干広範囲に棲息しているような気がします。数的にもサイズ的にも、同じ場所に居たとしたら、ヘビギンポよりも劣勢に立たざるを得ないような気がしますので、こうして棲息エリアを広げることによって、勢力を保っているのかもしれません。
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僕も、赤ヘビは、波が直接当たるようなところを嫌っているように感じます。
…でも、内湾志向と言ってしまうと、湾内とかを好みそうな雰囲気かなぁ…(笑)。言うならば、穏やかな外洋志向?
湾内では見かけなくて、外海に多いですから…。
> じゃあ何でTheヘビは内湾的な赤ヘビの領域を侵せないのでしょうか?赤ヘビの方が実は強い??
Theヘビの肩を持つつもりもないのですが…(笑)、きっと、Theヘビは、波が当たるところに棲むことに、こだわりを持っているのでしょう(笑)。
最近大瀬崎を潜る機会が多くなってきて思ったことですが、赤ヘビはTheヘビより内湾志向なのですね。
そう考えればIOPでは深いところを好むのも説明がつきます。
じゃあ何でTheヘビは内湾的な赤ヘビの領域を侵せないのでしょうか?赤ヘビの方が実は強い??
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。