ハゼ科 / Gobiidae
ミジンベニハゼ / Lubricogobius exiguus Tanaka, 1915
カワイイ!…と人気のミジンベニハゼ。確かに僕はミジンベニハゼはカワイイと思います。ちなみに、人気薄な茶色系迷彩色のイザリウオもカワイイと思いますし、サツマカサゴもカワイイと思います。わりと節操無く、海の魚たちはみんな好きですね。コイツは嫌いだなあとか、興味無いとか、あまり思わない方なんで…。
何と言うか、いわゆるレア物と呼ばれたりしてしまう魚が出たりしたときに、その騒ぎっぷりに対して、「それほど興味無いし…」とコメントしたりすることはありますが、それは、あくまでも相対的なハナシですから。
…で、結構きちんと見た上で感想を述べることにしましょう。「ミジンベニハゼはカワイイ」…と。
でも、ミジンベニハゼって、かなり厳つい顔をしているってことを知っている人ってどれぐらい居るんだろう?…って思いますね。黄色くて小さくて、空き缶の中に住んだりしちゃってるから「カワイイ!」って思ってしまってる人って、結構居るんじゃないかな?…。
僕も写真に撮るときは、基本的には可愛く撮ってあげようとしているのですが、顔のディテールを精細に描写して厳つさを強調したような撮り方をしたら、案外と人気が落ちちゃいそうな気もします。そうゆうのって、人間界でもよくあるハナシですけどね。勝手に勘違いしておいて、後から非難轟々…とか(笑)。
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ミジンベニハゼは、ここ数年は水深22~25mあたりで見られることが多いです。ただ、夏から秋にかけては、今回の写真のように貝殻に棲んでいるミニサイズの幼魚が、水深15mあたりから見られることも多いです。
以前は、もう少し浅めでも、よく見ることが出来たのですが、埋め立てがあったり、桟橋が作られたりという人工的要因による海況の変化や、海全体としての潮の流れの周期的(偶然的)な変化などによって、今は全体的にやや深めにいることが多いようです。去年あたりからは比較的コンスタントに見つかっています。
いつか会いたいなぁって思っているんですけどねぇ。
だいたいどの程度の深度にいるんですか?
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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