Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

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ヒレナガネジリンボウ / 大瀬崎
ハゼ科 / Gobiidae
ヒレナガネジリンボウ / Stonogobiops nematodes (Hoese et Randall,1982)


 共生ハゼの仲間には、神経質ですぐに巣穴に逃げ込んでしまうものが多いです。もちろん性格の個体差はあるのですが…。このヒレナガネジリンボウはかなりの気分屋で、その時によってずいぶんリアクションが違います。このときは、わりと機嫌が良くて、かなりチャンスと言える状況だったのですが…。

 さて、撮影していて、どうにも思ったように撮影できないことがあります。例えば、地形的な制約であったり、他の生物(ダイバーも含む)の邪魔が入ったり、あるいは海況的(ウネリや流れなど)に無理があったり…。そんなときは、その状況下なりに撮るしかありません。全てお膳立てされたスタジオ撮影と不確定要素が多い自然の中での撮影では、自ずから撮影に対するスタンスが変わってくるというものです。特に魚なんていうのは「もうちょっと右に寄って」なんて言っても聞いちゃあくれないので、撮影者側のアプローチの仕方で上手く状況をコントロールしなければならないケースがほとんどです。
 僕の場合、馴染みのゲストの方を案内しながら片手間に撮影…というのがよくあるパターンなので、イメージを練って、ゆっくりと冷静に考えて、理想的なアプローチで撮影…なんてことが出来ることは稀です。まず、ゲストの方にベストポジションで撮影してもらうので、僕は空いた場所で撮影になりますし…。
 このヒレナガネジリンボウですが、ゲストの方と2人でほぼ両サイドやや前方から挟み撃ち状態で撮影しています。当然、全身が見えるポジションにはゲストの方。僕は盛り上がった砂の上から上半身だけが見えるポジションで撮影という状況です。ゲストの方は、まだ慣れていないらしく、どうしてもカメラのポジションが高くなり、被写体との距離を確認せずにモニターだけを見ているのでついつい近づきすぎてしまいます。当然それにプレッシャーを感じているヒレナガネジリンボウは巣穴の出入り口付近で何時でも穴に逃げられるように…と警戒態勢でホバリングしてくれません。「カメラを低い位置に」「距離を詰めすぎないように」と指示を出すんですが、結局自分が「撮り易いように」「撮りたいように」動いてしまうのが不慣れな方の特徴です。「撮れないアプローチの仕方」をしていてはまず撮れません。あと数cmカメラを低く構え、数cm後ろに下がるだけで、このヒレナガネジリンボウはホバリングを始め、深い方側から見上げる位置に居るゲストの方は、背景をキレイに青く抜いた写真を撮ることができるはずでした。運が良ければ、普段なかなかお目にかかれないコトブキテッポウエビが巣穴から出てくるところも見ることが出来たでしょう、もったいないです。…かといって、あまり「ああしろ」「こうしろ」と言うのも好きじゃないんで、まあしょうがないか…というところです。
 僕はというと、ちょっと埒が明かない状況なので、もう撮るのはやめようかな…とも思ったのですが、まあ、この状況下でどう撮れば面白いかやってみようと考えを切り替え、数カット撮影してみました。ゲストの手前、逃がしてしまうわけにはいかないですし、かなり制限のある状況だったのですが、特徴的な長い背鰭を強調しつつ撮ってみたのが今回のPhotoです。とにかく背鰭を長く見せたかったので、画面いっぱいギリギリで収まるようにフレーミングしてみました。まあ、あの状況下でなら、こんな程度だろう…という感じですかね…。
 

ヒレナガネジリンボウ / 大瀬崎
ハゼ科 / Gobiidae
ヒレナガネジリンボウ / Stonogobiops nematodes (Hoese et Randall,1982)

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2005/09/14(水) 01:43:49Fish trackback:0 comment:4 ヒレナガネジリンボウ/ 大瀬崎
コメント
この記事へのコメント
> okaちゃん
 噂によると白と黒のマーブルだとか…
 大瀬はスゴイねえ。この前はカクレクマノミが居たらしいし、今、キヘリキンチャクダイも湾内にけっこう居るんだそうです(笑)。聞いてなくても聞こえてきてしまって…疲れました。
2005/09/28(水) 21:25:12 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
>あ…ボロカサゴは見なくていいの?(笑)
 ちゃんと見てきましたよ~ それっぽのが2個体ぐらいいました(笑)

まぁサツマカサゴをボロカサゴと間違えるのはちょっと無理がありますよね~
それっぽいのもいますけど。
2005/09/28(水) 18:42:39 | oka | #-[ 編集]
> okaちゃん
 知ってる。写真も見たけど、けっこう大きいねえ。

> 砂利系はやはり玉崎ですかね??
 前からハゼ探しで玉崎は見てたんだけど、深いんだよねえ…(苦笑)。岬もありだろうけど、やっぱり深いねえ。
 okaちゃん、探して見つけて目印付けておいて下さい。そしたら見に行きます(笑)。

 あ…ボロカサゴは見なくていいの?(笑)
2005/09/27(火) 21:42:44 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
安良里では
Matsukawaさんこんにちわー。

どーやら安良里にヤシャハゼが出たみたいですよ!
写真見たらエビも当然ランドールで砂利っぽい砂地でした。
これは大瀬でも探さねばですね。
砂利系はやはり玉崎ですかね??

とりあえず週末にお話しましょう☆
2005/09/27(火) 09:25:56 | oka | #-[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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