Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

--/--/--(--) --:--:--スポンサー広告 スポンサーサイト

シマキンチャクフグ

FUJIFILM FinePix F30 f5.0 1/500 iso100



 潜水指導団体によって呼び方や少々の内容の違いはあるにしても、ディープダイビングを楽しもうと思ったら、必ずマルチレベルダイビングを学ぶことになるはずである。

 いちばん基本的な"ダイブテーブルによる潜水計画"では、ディープダイビングを楽しむには無理がある。

 例えば、最大水深30mだと無減圧潜水時間は20分間であり、それだけでオシマイ…なんてダイビングは現実的ではない。

 そこで、潜水プロフィールを何段階かの深度で区切って、より現実的な潜水計画をたててダイビングするのがマルチレベルダイビングである。

 ダイビングコンピューターは、このマルチレベルダイビングにおける潜水深度の区切りを無段階に近い形でサンプリングしながら、あと何分間その深度に滞在できるかを表示するものなので、マルチレベルダイビングを理解していない人が使用すると、非常に危険な道具になってしまうということになる。


 レジャーダイビングでは無減圧潜水を前提にしているので、減圧潜水のテクニックはあまり教えない。

 しかし、現実的には、コンピューターで減圧を出してしまっても、表示される指示深度で指定された時間の減圧停止をすれば問題無いというような潜り方をする人が多過ぎるという、あきれてしまうような現実がある。

 例えば、水深25mで撮影中に無減圧潜水時間をオーバーしてしまっているとする。

 水深3mで3分間の減圧…という表示を見たときに、それぐらいだったらすぐに消化できるからOK…と考えてしまうような人は非常に危険なダイバーだといえるだろう。

 その中で、減圧表示が3分間から4分間に増えるのに何秒間かかるのかを認識している人がどれだけいるだろう?

 そこに至るまでの潜水プロフィールによっても変わってきてしまうその数値を把握することは事実上困難である。

 そして、さらに、そのとき自分の体の中に、どんなふうに窒素が蓄積されているかイメージできる人がどれだけいるだろうか?


 車を運転する人なら、制限速度が時速50kmの道でも、タイヤがツルツルに摩耗していて、路面が凍っていたのなら時速50kmで走行するのは危険だということは、考えなくても分かるだろう。

 制限速度標識に50kmと表示されているから50kmで走っても大丈夫というわけではない。

 ダイビングコンピューターの表示する数字は、この制限速度標識のようなものなのである。

 状況によって考えて対処しなければならないことがたくさんあるのだ。

 なのに、状況を判断することも出来ない人が、表示される数値だけを自分に都合が良いように解釈して使用されているという現実を憂いているのである。

 車ならスリップしたりブレーキが効かなかったりして危険性を体感できるのだけれど、ダイビングの場合、そういった体感的なものが無いので、危険性を感じることが出来ないのだろう。だからこそ正しい知識を得て実践することが必要ということになる。


 減圧症は本当に辛いケースが多い。

 もの凄く痛かったり、不快だったり…、精神的にやられるヒトも少なくない。

 そうなるとダイビングなんて二度と出来なくなってしまう。

 実際にそうゆう例を見ているし、悲惨なケースも知っている。

 特に写真を撮る人は気をつけましょう。

 何よりもまずダイビングが優先で、撮影は優先されないということをお忘れなく。



フグ科 / Tetraodontidae
シマキンチャクフグ / Canthigaster valentini (Bleeker, 1853)




Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2012/01/15(日) 00:50:36Fish trackback:0 comment:2 シマキンチャクフグ
コメント
この記事へのコメント
> Shingo さん
おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

特に何かがあったわけではございませんので、ご心配なくです。

本島も、チョットやる気を出しちゃったりすると、シビアな潜水になりがちですよね。

お互い気をつけましょう。

安全っていうのは、能力と知識に対して相対的なものなので一概に一つの型で括ることは出来ないのですが、その辺の見極めは大事だな…と思う今日この頃であります。
2012/01/15(日) 23:41:45 | 松川 | #4R5.xbJk[ 編集]
ごぶさたしております、汐崎です。
今更ですが明けましておめでとうございます。

最近はウチのオージロー(大嶺)がお世話になっております。笑。

いつになく?シリアスな内容ですが何かあったのでしょうか?と思ってしまいました。

かく言う自分も減圧に関しては今後のダイビング人生を考えると相当臆病になっており、手段と目的を履き違えないように常々気をつけております。

様々な誘惑に線引きをしつつ、シマキンチャクフグなんかとのんびり向かい合う自分が割と好きだったりします。

新年早々気が引き締まりましたー!
2012/01/15(日) 20:57:58 | Shingo | #zrGoN99k[ 編集]
コメントを投稿する

トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック






Contrust scale (graduated 16steps)
コントラストスケール
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium




"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。

Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.


Photographer Matsukawa Soichi

このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。