FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/60 iso100
知らなきゃ良かったのかな…
…と、思うような事というのがある。
ある意味、エゴのようなものなのだが…。
カエルアンコウの仲間は、よくアクビをする。
これがアクビなのかどうかは、実はよく知らないのだが…。
ただ、もともと動きの少ない被写体なので、こうゆうときはシャッターチャンスと思ってシャッターを切ったものである。
そして、何度も何度も、そうゆうことを繰り返しているうちに、ひとつの事実に気付いてしまった。
カエルアンコウの仲間は、極度のストレスを感じたときにアクビをするらしい…と。
ちなみに、意図的にアクビの回数を増やすことが出来ることも分かってしまった。
ストレスを与えない撮り方をしているとアクビの回数は減った。
…で、カエルアンコウにストレスを与えているのは何かというと、間違いなく撮影(観察)しているダイバーである。
知らなきゃ良かった…と思う人が、僕以外にもたくさん居るだろうな。
カエルアンコウ科 / Antennariidae
カエルアンコウ / Antennarius striatus (Shaw et Nodder, 1794)
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まあ、こんなふうに書いたものの、現実的には、写真を撮る事そのものがストレスをかける可能性が高い事は確かなことであり、何を今さら…という感じでもあるんですけどね…(笑)。
より精進しなきゃなあ…という自虐ネタですんで…。
罪深さを知りつつ生きていかねばならないみたいな…下手な宗教みたいですね…(笑)。
だけど、ヤマト&カンナも、そうゆうときアクビするとは…。おもしろいなあ…(笑)。
そうか、ストレスだったのか!
そういや、犬があくびをする場合もストレスが多い・・・。
「怒られるかな・・・」と思っている時ほど、うちの二匹もあくびを・・・。
そうだったかぁ~・・・。
相原さんが目をキラキラさせながらお勧めしてくれたんで見に行ってみたら、思いっきりハマリました。
過去に見た中でも5本の指に入る素敵なヤツですよ。
この行為ですが、
いわゆる眠いから出るアクビではないでしょう。
でも、アクビは脳に酸素を送るためのものですよね。
もしかしたら、ストレスを感じたカエルアンコウは、ぐっと呼吸をこらえてしまうので、その反動としてアクビをしてしまうのかもしれないですよ…(笑)。
それはそれでかわいいかな…と。
猫が緊張したときにやるカイカイカイカイ…みたいな…かわいい本能かも。
だけども、ほんと、悩ましいですね。
撮れたらウレシイけど、それがストレスを与えている証拠になってしまうという…(苦笑)。
お気楽系でいきたいものだと…。
アイドルゆえにか、種の傾向なのか…
僕は両方だと思うんですけどね。
本当のところはわかりません。
とりあえず、あまりストレスをかけないようにしなきゃなあ…という事を再認識はしています。
ではまた。
アクビってのは僕も謎です。他に適当な言葉が見当たらないので口をあける事をアクビと呼んでいますが何か良い言葉はないものでしょうか?
眠たくて「ふわ~」とやっているわけではないと思います。
むしろストレスでこの動作が引き起こされているなら逆な意味合いの言葉でも良いと思うのですが。。。
カエルアンコウのアクビ(威嚇?)は、自分の経験からも、ストレスが原因の行動だと僕も思います。
ストレスは与えたくないけど、アクビは撮り甲斐があるので見たい、と悩ましいところですね!
丁寧にありがとうございます。
”空気読まないネタ”で毎回勉強させてもらたり考えるきっかけを与えてもらったりしてます笑
ありがとうございます。
原理主義者ではないので、この事実があるからといって、ダイバーのモラルがとどうのとか、そんな大上段のお話をするつもりは全くなくて。
純粋に観察している身としての興味です。
この話を知っていることで、プレッシャーによるアクビなのか、単純にアクビなのかも見分けられるような気がしてきました。
また、よく言われるような「クマドリは欠伸をしやすい」というのは、クマドリがアイドルゆえにぷれっしゃーがかかり易いからなのか、それとも本当に種類による傾向に違いがあるのか、など、いろんな事を考えながら、また観察する楽しみが増えました。
今後も楽しみにしています。
"空気を読まないネタ"へのコメント、ありがとうございます…(笑)。
不特定多数の多くの方へ発信しようという意図がまったく無いんですヨ。
きわめて身近なプライベートの範囲内で、こうゆうこともあるんだヨ…というネタです。
実際、前日はカメラに向かって威嚇するカニを面白がって撮ったのを載せてますし…。
魚の鰭全開を狙うときには、逃げられない程度のプレッシャーをわざとかけることもありますし…。
ただ、知らずにやっているのは未熟さだと思うし、知っていれば対応の仕方も変わってくるだろう…ということです。
頃合いや匙加減を知る未熟ではない大人である必要はあると思います。
分からない人には分からないでしょう。じゅんさんのようにピンと来る人にはわかってもらえることだと思います。
他種のアクビシーンに同じような意味合いがあるケースも少なくないんじゃないかと思っています。
同時に、こちら(撮影者)にはぜんぜん関係無いってこともありますよね。
要は捉え方の問題で、例えば共生ハゼを撮っていて、ハゼが巣穴に逃げ込んだ時に、"逃げられてしまった"と考えるのと"逃がしてしまった"と考えるのでは全然違います。
"ハゼが逃げた=ハゼは怖い思いをした"…だからダイバーは悪いという考え方だってあるでしょう。
正直言って、僕は騙してうまいことやってやろう…というアプローチで被写体と向き合ってます…(笑)。
だから意図せず怖がられたとしたら、自分のスキルの未熟さを自戒しますヨ。
でも、そうすることも結果としては優しいアプローチにつながると思います。
僕としては一方的な愛情は持っているつもりですが、100%の慈愛に満ちた撮影者ではないですね…(苦笑)。
もしかしたらそうなのかもしれないな、と思っていたのですが、やはりそうか、と思いました。
他の魚達にも同様の傾向はあるんでしょうか?
イシモチ類は口内保育をする直前等は例外としても、スズメダイやハタの仲間はどうなんでしょう?
知らなきゃ良かった、、というよりアクビシーンを見た時には自戒しないといけないな、と思いました。
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。