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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

ベニイザリウオ
イザリウオ科 / Antennariidae
ベニイザリウオ / Antennarius nummifer (Cuvier, 1817)


 今朝UPしたペアの雄。美肌タイプって感じのベニイザリウオです。ベニイザリウオの特徴とされる背鰭基部の斑紋すら薄っすらとしか見えません。これを紹介した人に「エナガ?」と訊かれましたが、ベニイザリウオだと思います。
 ベニイザリウオやエナガイザリウオの背鰭基部の斑紋というのは、けっこうやっかいな見づらいケースがあります。例えば、白地に黒い斑紋があれば一目で分かりますが、白地に極めて薄い灰色の斑紋だと判り辛いというケースです。ちなみに、そういった判り辛い斑紋はエナガイザリウオによく見られる例なんですけど、ベニイザリウオでも何度もそうゆう例を実際に見ていますし、"日本の海水魚(山と渓谷社)"あたりの掲載写真を見ても、斑紋が判り辛いベニイザリウオの写真が掲載されています。
 次に、僕の知る限り、わりといつも落ち着きが無いという行動的特長があるエナガイザリウオと違って、コイツはカイメンの上で微動だにせず静止してました。ちなみに今朝UPした写真は、背中に付いたゴミをブロワーで吹いたらあんな風に動いてしまったんですが、基本的なコイツの行動方針は「動かざること山の如し」のようです。その辺もベニらしさと言えるでしょう。
 形状的には、背鰭第二棘の形状がケバケバしてません。僕が見て感じるのは、よく見かけるベニイザリウオの背鰭第二棘だな…という印象です。
 そして、決定的だと思うのは、数週間に亘って、ベニイザリウオ(一目見てベニだと判る個体です)とペアを組んでいること。しかも、半径2mぐらいのエリア内を2匹で揃って移動しているということからも、この2匹は同種だろうという推定が成り立つと思うのです。…というわけで、大瀬のイザリウオ行動観察見物マニアの僕としては、コイツはベニイザリウオだという回答になるというわけです。

Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2005/08/23(火) 22:02:35Fish trackback:0 comment:0 ベニイザリウオ / 大瀬崎
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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