FUJIFILM FinePix F30 f4.3 1/500 iso100
ゲストも少ないので一発狙いで沖に出ることが多い今日この頃。
こうゆう時こそ地道にコツコツとやらねばならない…と判ってはいるものの、ここにきてグンと上昇した水温と透明度の良さに誘われるようにスイスイと…。
気が付いたら「おや…こんなとこまで…」というところまで来てしまっていて、あっという間にコンピューターのアラームが鳴り響く…ということに。
しかも、その水深だと、僕のカメラは作動しないことがしょっちゅう…(苦笑)。
こと撮影に関しては、なんだか冴えない日々を過ごしているのであった。
海の中は藻類の繁殖が加速度的に活発になっている。
海藻が増えると生き物を探しづらくなる。
たとえば観察を続けているコケギンポの仲間たちの巣穴なんかは、すぐに海藻の陰に隠れてしまうのでやっかいだ。
温帯の海らしさを感じさせてくれるシーンを美しく描こう…と、前向きに臨みたいところではあるんだけれど…。
そんな感じで、明確な意思も無く、浅場でフラフラと漂いながら減圧しているときに、どこまで寄れるかな…と、ほとんどゲーム感覚で撮ったアカイソハゼ。
呼吸音に対する反応なんかを確認しながら寄ってみたのだけれど、息を止めてさえいれば、よっぽど雑な動きでもしない限り、すんなりと寄らせてくれる。
この写真はクローズアップレンズを3枚重ねて最短まで寄っているので、かなり近い。
こうなるとコンデジとはいえ、被写界深度はミリの世界。
何が何だか分からないような写真になってしまった。これじゃあお化けだな…(苦笑)。
ただ馬鹿みたいにボワンボワンにボカすんじゃなく、胸鰭辺りまではもうちょっとちゃんと描写して、そこから後方が上品にボケていき、背景はとろけるように柔らかく…という感じになれば良いのだけれど。
このサイズの被写体だと、どうしてもこうなってしまう…。
まあ、明るい状況でこのカメラじゃ、条件が揃わないとチョット無理かな…。
ハゼ科 / Gobiidae
アカイソハゼ / Eviota masudai (Matsuura and Senou,2006)
井田
日本のハゼ―決定版 (平凡社)
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Contrust scale (graduated 16steps)
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium
"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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