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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

イバラタツ

OLYMPUS E-620 ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
f18 1/125 iso100



 所謂デジタル一眼レフカメラで水中写真を撮ってみた。

 いつも潜りに来てくださる方の中でも屈指のハードボイルドダイバー百塚氏が貸してくれたのである。

 聞くところによると、ファインダーが見づらいとのこと…。あと、手に入れたレンズの守備範囲が中途半端で使いづらいとのこと…。

 結果は…

 仰る通りでした。


 まず、これはもう価格を抑えた純正のプロテクターなので仕方が無い…ということになりますな。

 ただでさえファインダー像が小さなフォーサーズなので、本来、水中撮影で普通に使うなら、ファインダーに思いっきりコストをかけなくてはならないということになるはず。

 だけども、そうすると、軽く10万円ぐらいはコストを上乗せせねばならず、リーズナブルなセットなはずなのに本末転倒になるという…。


 そして ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro というレンズ。

 ライカ判フルサイズ換算で100mm相当の画角、撮影倍率は1/2倍なのだけれど、ライカ判フルサイズ換算で等倍相当という苦しい言い訳をしつつ、なおかつ、現実的には、当倍相当域でのワーキングディスタンスはかなり狭い。結果、大きく写るところまで寄れない。そして画角は100mm相当なので狭く、引いても広く写らない…という、やけに扱いづらいレンズなのであった。


 水中以外でも試し撮りしてみたのだが、おそらく描写性能はズバ抜けて良いレンズである。さすがOLYMPUS!という代物だと思う。開放f2.0という明るさも素敵だ。

 だけども、あまりにも水中撮影にフィットしない…。


 まあ、一眼レフなので当然と言えばそれまでなんだけど、被写体に合わせてレンズを選ぶこと。そして、レンズに合わせた被写体を選ぶことが、とても重要になる…と、まとめるしかないんだろうな…。



 …で、よりによって、こんなときに現れたイバラタツのペア。

 この被写体なら、50mm相当のレンズが欲しい。寄れるレンズなら24mmとか28mm…あるいは35mmでもいい。

 2匹両方の目にピントを合わせたいところなのだが、このファインダーでは確認不可能。

 一眼レフなのにそれって…(苦笑)。


 でもまあ、見えないものは見えないので、絞り込んでしのぐことにした。

 被写界深度が深い画を得やすいのはフォーサーズのメリットだ。


 こんなふうにWEB用にリサイズしてしまうと差は無くなってしまうのだが、一眼レフ機であるE620の名誉のために書いておくけど、やはりコンパクト機より画質は上。それは間違いない。ストロボは2つ欲しかったけど。

 ちょうどいい大きさの被写体が、撮りやすい所に撮りやすい状態で居てくれるのなら、最新の一眼レフ機はシャッターを切れば普通にきちんと写るしね。撮影技術なんてほとんど要らない。

 
 だけども、この画を求めるなら、このE620のセットよりも普段使っているコンパクト機の方がはるかに撮り易いし、歩留まりも上だな…。



ヨウジウオ科 / Syngnathidae
イバラタツ / Hippocampus histrix (Kaup,1856)
井田



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2011/01/24(月) 18:25:06Fish trackback:0 comment:2 イバラタツ
コメント
この記事へのコメント
> hyaku さん
分析というか何というか…
hyakuさんと同じように感じたというだけですよ。

でも、45度ファインダーに慣れる事が出来たhyakuさんなら大丈夫かも?
僕にはあっちの方が手ごわいです…(笑)。
2011/01/26(水) 21:04:49 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
細やかな分析ありがとうございます。
私も同感です。
ファインダーはいいのがあっても付かないみたいで困ってます。

あ~あ。です。
2011/01/25(火) 02:24:58 | hyaku | #-[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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