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大きなカエルアンコウは人気薄である。
"可愛くないカエルアンコウ"とか"汚いカエルアンコウ"と、"大きなカエルアンコウ"は同義ではないが、同じものや同じ状態を指していることが多い。
これが、例えばソウシカエルアンコウのように、"極端に大きなカエルアンコウ"ということになると、また違った意味で好奇心をそそるらしく、再び人気は上昇線を描くのだが、それはイレギュラーケースといっていいだろう。
クマドリカエルアンコウは、いわゆる死滅回遊魚…南から流れてきて夏秋の間にある程度は育つのだが、冬に水温が下がると死んでしまうという魚である。
例年だと、5~10mmぐらいのサイズで見られ始め、30~40mmぐらいのサイズになった頃に姿を消すということが多いだろうか。
超人気種ゆえに、見つかったが最後、死ぬまでダイバーに追い回され、短い生涯を終えることが多い。
ところが、今年は早い時期から黒潮の分流が入ってき水温が上昇し、なおかつある程度の水温の高さをキープしているという状況で、かなりの長期間に渡って観察することができている。
でもよく聞かれる声は「可愛くない」とか「不細工」とか…(苦笑)。
夏ごろのような妙な行列も人だかりも発生しないし、人が居たとしても直ぐに去っていく。
幼魚の頃のような人気が無いのだ。
まあ、この時期にもアクティブに海に通っているダイバーのレベルであれば、もう何度も見て見飽きたので何か他のを…ということもあるだろう。
ガイドにしてみても、いつまでもコイツばかりじゃあ、もう格好がつかないというのもあるだろう。
"大きいカエルアンコウ好き"の僕としては、そんな様子を見てほくそ笑むばかりである。
これでノンビリ見ることができるな…と…(笑)。
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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