Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

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イロカエルアンコウ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f7.1 1/60 iso100



 イロカエルアンコウかオオモンカエルアンコウか…

 それが問題だ…


 いつも悩まされる見た感じでのこの2種の分類。

 このことを誰よりも分かっているとは思っていないけど、このことがとてもやっかいだということは誰よりも分かっていると思う…(苦笑)。

 ほんと、安直には判断できないのである。


 この場所にオオモンが居たとユウスケ君から聞いたのはずいぶん前。

 しばらく姿を消していたのだが、あるとき通りすがりに覗いてみたら、この近くのカイメンにいるのを発見。

 僕も、この個体をパッと遠目に見つけたときは、オオモンだと思った。

 カイメンにへばり付くような体勢をとるのはオオモンによく見られる癖だからだ。

 だけど、近づいて見た瞬間に、いや…これはイロに違いない!…と思った。


 散在する水玉模様の雰囲気、先細で弓状にしなる背鰭第2棘、独特なフランケンシュタインライン…。

 文字にしてしまうとその程度しか書けないのだが、その要所要所に、イロカエルアンコウによく見られると思われる特徴が感じられたからだ。


 しかし、そのどの特徴も決定的なものとは言えない。

 あきらかにオオモンと思われる個体に、あるいは、信頼できそうな筋でオオモンとされている個体に、その特徴との類似点が見られることがあるからだ。

 オオモンによく似たイロがいるかもしれないし、イロによく似たオオモンがいるかも知れない…。

 僕とは違った感性で見ている人が、僕には気づかない部分に相違点を見出し、そこで分けていることも考えられる。


 …とはいえ、今は、取り掛かっていることが多すぎる。

 毎年のように持ち上がってしまうこの問題で悩んでいる時間は無いのだ。


 …で、先にも書いたように、日本産魚類検索 全種の同定(中坊編)の記載から、臀鰭・胸鰭・背鰭の軟条数を数えてみることにした。

 イロカエルアンコウなら、各7・10・12本

 オオモンカエルアンコウなら、各8・11・13本

 …である。

 オモシロくもなんともないし、イヤになるぐらい嫌いな作業なんだけどね…(苦笑)。


 結果から言うと、背鰭は絶えずクネクネと動くので軟条数を確認できず、撮影した背鰭の写真も全開状態で撮れていないのでカウントすることは出来なかった。

 しかし、胸鰭の軟条が10本であることは確認できた。

 あと、臀鰭の軟条も撮影した写真を見たところでは、不明瞭ではあるものの7本であるように見える。


 とりあえず、コイツはイロカエルアンコウってことでよいということになるんじゃないかな…。

 あくまでも、とりあえずだけど…(苦笑)。


 思いっきりトリミングした画像だが、拡大画像を一応下に載せておく。


イロカエルアンコウ / 井田
胸鰭軟条 10本

イロカエルアンコウ / 井田
臀鰭軟条 7本


 いちおう、胸鰭に関しては、現場でいろんな角度から見て数えてみた。

 撮影は困難を極め、悲しくなるぐらいの減圧時間を出しながら、なんとか証拠を…と撮ってみた。

 しかし、もしかしたら、僕の数え間違いがあったかもしれないし、この画像で見えない部分に、もう1本の軟条が隠れている可能性も無きにしも非ず。

 絶対ということは、口が裂けても言えない…(苦笑)。


 だけどこの感じ…(↓)

 イロだよなあ…。

イロカエルアンコウ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f7.1 1/90 iso100


カエルアンコウ科 / Antennariidae
イロカエルアンコウ / Antennarius pictus (Shaw et Nodder, 1794)



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2010/10/27(水) 23:01:30Fish trackback:0 comment:4 イロカエルアンコウ / 井田
コメント
この記事へのコメント
> 大瀬アイハラ さん
コメントありがとうございます。

このカイメン、僕も気に入ってます。

前に話したことがあるかもしれないんですが、デジカメは赤いものの描写がイマイチなようで、実はあまりリアルに描写されてないんです。

だけど、これはこれで面白い世界かな…と…(笑)。

HP見ましたよ。
楽しんでいるようですね。
凄いの撮っちゃってください!!!

あ…、こっちにも遊びに来てくださいね。
いつでも連絡ください!

2010/10/28(木) 15:13:16 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
この写真大好きです!
このカイメンの質感の表現は素晴らしいですね!私もこんな写真撮りたいです。弘法筆を選ばずですね、コンデジでこんな表現ができるなんて、、、、。恥ずかしながらHPを作ったので、暇つぶしに来てください。http://kaishuu.ciao.jp/
早く松川さんのような写真が撮れるように精進いたします!
2010/10/28(木) 14:18:05 | 大瀬アイハラ | #hGGlcdag[ 編集]
> 黒縁眼鏡 さん
いや…ほんと、そう言ってたいね…(笑)。

軟条とか棘の数を数えるなんてこと、してたくないです…(苦笑)。

他にもっとオモシロイことがいっぱいあるのにねえ。


だからさ…

黒縁さんちで、もっと決定的にカンタンに見分ける方法とか見出して欲しいな。大瀬あたりでそれをやって欲しいです…(笑)。

僕は耽美の世界に没頭するから…(笑)。


こうゆうのって、絶対に正しいサンプルがたくさんあれば、パターン認識能力も高くなってくるだろうし、間違えることも少なくなって来ると思うんだよね。

でも、現状は間違った情報が多すぎるでしょ。ダイビング雑誌なんて話にもならないし、図鑑でもかなり怪しいのがあったりという…。

その間違った情報に照らし合わせたりするもんだから、新たな間違った情報が氾濫するって悪循環。


例えば、ガイドって名乗る立場のヒトが「これは○○です」ってやるときには責任があるんじゃないかなあ。ましてや「誰かが○○だって言ってたから」とか、そうゆうんじゃダメでしょう…(笑)。

ものすごく期待してます!!!

よろしく。
2010/10/28(木) 13:42:20 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
私的にカエルアンコウ系は

興奮できるか大興奮できるか…

それが問題だ。


いやぁ…そこまで苦労して見分けないといけないのですね(笑)

にしても素敵な場所にいますねぇ…
大興奮しちゃいますねぇ♪
2010/10/28(木) 08:45:49 | 黒縁眼鏡 | #1.E5DkAA[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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