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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

オオガラスハゼ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/100 iso100



 ○○ガラスハゼ…と名前が付く魚…、井田には3種は居るはずである。

 オオガラスハゼ / Bryaninops amplus と、ガラスハゼ / Bryaninops yongei と、矢野図鑑でいうところのガラスハゼ属の一種-1 / Bryaninops sp.1 の3種だ。

 ちなみに、正式和名が付いていないガラスハゼ属の一種-1が、最大勢力と思われる…と、現在、沖縄で活躍しているてつ!氏に教えてもらったことがある。

 僕も、いわゆるTHE ガラスハゼは少数勢力で、オオガラスハゼの方が多いだろうというイメージはなんとなく持っていたものの、サボってあまり追求していなかった…(苦笑)。


 先日、何となく、大瀬の某知り合いガイドが働く某大瀬館の海洋情報を見ていたところ、『初めてみましたm(__)mホソガラスハゼ!』という記載と画像が目に入った。そのカイメンの上にチョコンと乗ったハゼをフンワリとメルヘンチックに撮影した画像では、どこがどうホソガラスハゼなんだか全く分からなかったのだけれど、ホソガラスハゼと言うのだから何らかの根拠はあるのだろう…などと思いつつ、僕の頭の中の未整理リストにあるイメージが、ふと思い出されたのであった。

 そういえば……。


 今季はガラスハゼ属やウミショウブハゼ属の仲間たちがとても多い。そこいらじゅうのヤギだとかトサカだとかカイメンだとか…、あるいは、ロープ・海藻・落ちている木の枝から岩の壁面に到るまで…、とにかく何処を見ても目に入ってくる。

 …で、ウミショウブハゼ属の方が、わりと居場所に頓着が無く、ガラスハゼ属は細長いような場所にこだわりがあるように思っていたのだけれど、いつ見ても(細長くない)同じカイメンの上に居るコイツ(上写真の個体)を思い出したのだ。

 近くにエダムチヤギがあって、そこに密集するようにオオガラスハゼが棲んでいるので、テリトリー争いに敗れて、この近くのカイメンに逃げてきたのだと思っていたのだが、この場所で見るようになってから、すでに1ヶ月以上が経過している。

 コイツがオオガラスハゼだったとしたら、近隣にたくさんあるヤギに引っ越しても良さそうなものである。

 もしかしたらコレがホソガラスハゼなのか???…と思い、撮影してきた。


 確かに細いような気もする…(笑)。

 だけど、和名に「ホソ…」と付くから細いなんてふうにシンプルなものではない。

 ベニカエルアンコウだって「ベニ」と付くけれど、赤くないやつの方が圧倒的に多いし…。

 それに、実際にホソガラスハゼは細いのかもしれないけど、ただ単に痩せたオオガラスハゼも細いだろうし…。

 そこで、日本産魚類検索を引っ張り出してきて検討するんだけど、よくわからん…(苦笑)。


 あえて言うなら、この個体は体側の横帯が極端に目立たない。その辺は他のガラスハゼとチョット雰囲気を異にしているところだし、定住しているところがツルッとしたカイメンの上っていうのも違和感タップリである。(ツルッとしたカイメンの上に棲んでるから横帯が目立たない(出てない)のかもしれないけど…。)


 …ということで、ホソガラスハゼ?…と、?マーク付きでUPしてみたのだけれど、「けしからん!そうではない!」というご意見、あるいは「おめでとう!正解です!」というご意見…、どちらでもいいんで、分かる人は教えてください。


※追記 いろいろ検討したけど、とりあえずオオガラスハゼでよいのでは…

ハゼ科 / Gobiidae
オオガラスハゼ / Bryaninops amplus Larson, 1985

 


Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2010/10/22(金) 21:24:40Fish trackback:2 comment:4 オオガラスハゼ / 井田
コメント
この記事へのコメント
> しげる さん
そいつは心強いです!
行動&生態…フィールドウォッチングから何かを得なきゃですよね。

僕も棲息環境からの判断はイレギュラーな要素が多すぎると思ったところでした。

だけど、レギュラーな状態があるからには、とっかかりぐらいにはなるかな…と思ってます。その程度といってしまえばそれまでですけど…(苦笑)。

卵に違いがあるんですね。
それが判断できると決め手になりますね。

こちらでの問題は、今、調べているオオガラスハゼとホソガラスハゼの違いなんですけど、ホソガラスハゼがこちらでの常在種かどうかを見極められていないことです。

いわゆる死滅回遊魚で数が少ないとなると卵を見れる機会があるかどうか…(苦笑)。

怪しいヤツをリストアップして片っ端から定点チェックしていこうと思ってますが、かなりハードワークです。

F30…いいカメラだと思いますよ。しげるさんならバッチリ使いこなせるでしょう!一眼レフで狙いづらいヤツを撮ってみると、ハマルと思います。
2010/10/24(日) 22:02:37 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
ガラスハゼの識別
こんにちは。

ガラスハゼ系とウミショウブハゼ系の識別は僕も今、嵌っているところです。(^_^)
僕は魚は姿・形ではなく、行動や生態で見分ける事ができると考えています。
(というか、それしか興味がないだけなのですが(^。^;))

ガラスハゼも最初、環境(着いているヤギ類や水深等)で見分けてみようと思ったのですが、かなり無理がある事に気づき、今は卵や産卵床で見分けられないか観察中です。

例えば、卵なら明らかに種類によって大きさは違い(かなりの違いです!)、産み方(パッチの作り方)も違う気がします。

ただ、この観察方法では識別はできても、種名の特定(同定)はできないままなのですが。。。(^^;)
でも、いいんです。。。ヘビギンポ同様にあだ名をつけるので。。。(笑)



追伸:
結局、S95は買うのをやめました。
僕も引き続き、F30を使い続けま~す!
2010/10/24(日) 00:48:37 | しげる | #7bBJltH2[ 編集]
> てつ! さん
コメント早!(笑)
ありがとうございます。

たしかに沖縄はいろいろ居るし個体変異もバラエティに富んでるから迷いそうだし目移りしそうですね。

でもそれが楽しそう。


25・26、井田に居るはずです。
焼肉行きます?



2010/10/22(金) 22:10:33 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
ほほーーーっ!!
相変わらず楽しい見方してて最高です!!

沖縄の方が種類は多いからこの辺の見極めは僕がしっかりと追わなきゃ!ってね!

確かに場所、横帯の有無、そして吻の長さも微妙に気になるところです。。

25日、26日と井田にいらっしゃいますか? 会いたいです。
2010/10/22(金) 21:56:01 | てつ! | #yx9fSxcY[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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