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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

ムラサメモンガラ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.0 1/125 iso200



 僕の世代のカメラマンの多くがそうであるように、僕が最初に手に入れた水中撮影用のカメラはニコノスVであった。

 思えば平和な時代だった。

 もちろん最高の画を追求するという気持ちは持っていた。

 だけども、パソコンのモニター画面で等倍まで拡大した画像を簡単に見ることが出来、ピントどころかレンズの収差までもあからさまになってしまう現在と比べると、ポジを15倍ルーペで確認するという作業は、大らかとも言えるものであった。

 撮影スタイルも大らかそのもので、のびのびと魚と一緒に泳ぎ回り、こんなもんでどうだろう?…という感じで、かなりアバウトにシャッターを切っていたように思う。

 そして、その日の夕方にプロラボにフィルムを出して、撮影結果が分かるのは翌日のお昼頃…。

 楽しかったなあ…。


 それから後、一眼レフカメラを2台も3台も抱えて海に入るようになり、苦行のような撮影もしばしば…。

 それでも楽しかった…(笑)。


 時代はデジタルへ…


 OLYMPUSのC4040というコンパクトデジカメをフィルムと併用して使い始めるうちに、いつの間にか、コンパクトデジカメばかりを使うことに…。C-740(C-750)という10倍ズーム機もオモシロかった。楽しさではこのカメラを上回るものは無いんじゃないかな。


 …で、やがて、デジタル一眼レフが世のメインストリームに…

 僕も買ってみたんだけど、ほとんど使っていない…(苦笑)。


 その後、さすがに、メディアの大容量化に置いてきぼりになるわけにはいかず、今使っているFUJIのFinePix F30やOLYMPUS SP350に変えたけれども、その後はそのままで、未だに傷だらけになったボロボロのプロテクターをBCDにぶら下げて、それだけで撮影している。途中で外付けストロボも買ったけれども、結局使わないので、部屋の隅に転がっていて埃が積もっている。

 
 やっぱり、コンパクト機の楽さがイイ。


 今季は、井田では見たことが無かった魚がたくさん現れているので、とりあえず記録に残そう…というスタイルで、NIKONOSの頃のような撮り方をすることが多くなっている。

 画質などには目をつぶって、クローズアップレンズも使わずに、ISO感度を上げて、無造作にシャッターを切る。

 これがわりとポップな画になることもあったりして、結構楽しい。

 撮影に集中しない分だけいろんなものが見られるし…。

 癖になりそうである…(笑)。


 上の写真はムラサメモンガラ。

 エキジットコースあたりをうろついているので、潜るたびに毎回必ずこの個体を見ることになり、新鮮味も無くなっていた。でも、考えてみると、同じ仲間のクラカケモンガラはよく現れるのだけれど、このムラサメモンガラは、チョット少なくて貴重である。

 とりあえず撮っておこうとシャッターを切った。

 トリガーを閉じてしまっているけど今回は気にしない…(笑)。

 居たという記録としては十分にイイ感じで撮れたと思う。

 気分はNIKONOSなのである。


 …で、下写真はニセモチノウオ。

 コイツも全然寄らせてくれないけど…、あと、ちょっとピントが甘いけど…気にしない。

 ちゃんと、それと分かるように写ってるから。アリバイカットとしては十分でしょう。


ニセモチノウオ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.0 1/125 iso200




 だけど、さすがに、これ(↓下写真)は、撮り直しだな…。

 ヒメニセモチノウオ。

 前にも1回出てるけど、井田ではなかなか見れない魚。


ヒメニセモチノウオ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.0 1/125 iso200




 いつも、真剣勝負!みたいな撮り方ばかりしてるわけではないよ…というハナシ。

 あと、こんなのが見れる…って報告も必要かな…と。




モンガラカワハギ科 / Balistidae
ムラサメモンガラ / Rhinecanthus aculeatus (Linnaeus, 1758)


ベラ科 / Labridae
ニセモチノウオ / Pseudocheilinus hexataenia (Bleeker, 1857)


ベラ科 / Labridae
ヒメニセモチノウオ / Pseudocheilinus evanidus (Jordan et Evermann, 1903)



Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2010/10/07(木) 23:40:38Fish trackback:0 comment:0 ムラサメモンガラ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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