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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

セスジミノウミウシ / 大瀬

FUJIFILM FinePix F30 f8.0 1/60 iso100



 井田の唯一の欠点はナイトダイビングが出来ないこと。

 夜好きの僕にとっては本当にツライところである…。

 …で、今日は井田で2本潜った後、大瀬に向かい夜の海を楽しむことに…。

 大瀬はまゆうMSでは、たまにふらりと顔を出して、ナイトダイビングの2時間枠をめいっぱい潜って、最終エキジット時刻まで海から上がってこない僕を、イヤな顔ひとつせず(?)、相原店長と癒し系のスタッフがいつもニコニコと迎えてくれる(はずである…(笑))。


 …で、準備に取り掛かろうとしていたところ、大瀬館に知った顔が見えたのでご挨拶に…。

 そして、なぜか御一緒させてもらうことに。

 僕のカイカムリの師匠の佐々木氏@大瀬館とウミウシ好きのうみうしふぇち氏のお二人。

 きっと2人は凄い潜り方をするんだろうな…と思っていたけれど、やはり凄かった。

 おそらく2人の目の焦点は半径10mm未満ぐらいの範囲に固定されているのだろう…。


 佐々木氏はお宝級の可愛らしいカイカムリを信じ難いほど無造作に紹介してくれた。

 うみうしふぇちさんはダイビング後「ウミウシは少なかった」と仰られていたが、このお方の「少なかった」の言葉は、常人の「少なかった」という言葉とは違う意味なので…。


 僕の方はといえば、2週間ぶりの夜の海にワクワクしっぱなしで、見るもの見るもの全てが面白くて、あっちへフラフラ…こっちへフラフラ…。

 …で、おもしろいなあ…と思ったウミウシシーンは、このところ井田でもたくさん見られているセスジミノウミウシとヨソギの幼魚のコラボレーションシーン。

 寝ぼけてユラユラと動くヨソギと、わりと活発に動くセスジミノウミウシの、コンビネーションが決まるタイミングを狙ったのだけれど、難しかった…。

 …というのは、このとき、相原店長から借りたハイパワーのLEDライトを使っていたのだけれど、パワーがあって明る過ぎて、カメラの露出コントロールがうまくいかなかったのだ。

 背景を暗く落として、ディフューズした内臓ストロボのみを用いた弱いストロボ光で被写体だけを浮かび上がらせる…という撮り方をしたかったのだけれど、ライトの光を当てていると、背景までギンギンに明るくなってしまう。

 あと、ライトの光が強すぎると被写体がブレることが多くなるし、色カブリも気になる。やはりストロボ光だけでビシッと瞬間を切り取るほうがイイ。

 でも、ライトの明かりがないと、カメラのフォーカスが出来ない…。

 だから、フォーカスの瞬間だけ明かりを当てて、フォーカスロックしたらライトの光を外して、タイミングを見てシャッターを切る…という撮り方をすることになるのだけれど、明るい状態でさえ難しかろうに、薄暗い状態ではうまいことタイミングが合わない…(苦笑)。

 マニュアル露出が出来ないFUJIFILM FinePix F30は、ナイトダイビングでの画作りには難有りということになるのかな。


 ちなみに下画像は佐々木師が見せてくれたカイカムリの一種。

 めちゃくちゃ可愛かった~。



カイカムリ科の一種 / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.6 1/60 iso100



裸鰓目(ドーリス目) / Nudibranchia
ミノウミウシ亜目 / Aeolidina
サキシマミノウミウシ科 / Flabellinidae
セスジミノウミウシ / Flabellina rubrolineata (O'Donoghue, 1929)



カイカムリ科 / DROMIIDAE
カイカムリ科の一種 / DROMIIDAE sp.




Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2010/10/03(日) 23:36:53Sea slag trackback:0 comment:6 セスジミノウミウシ / 大瀬
コメント
この記事へのコメント
> うみうしふぇち さん
アドバイスなんてほど立派なものじゃないんですけど…ちょっとしたコツです…(笑)。

あの極小ウミウシをシッカリと撮られてしまううみうしふぇちさんですから、この狙い方ならイイのがバシバシ撮れるんじゃないかな…と思いました。
2010/10/05(火) 08:16:31 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
アドバイスありがとうございます。
そういうように撮れるかどうかは別として、次回からは意識して構えてみようと思います。勉強になりますm(--)m
2010/10/04(月) 22:26:53 | うみうしふぇち  | #.zxHueVw[ 編集]
> 黒縁眼鏡 さん
いやいや…おみそれいたしました。

まさかあそこでカムリが現れるとは。

もうちょっと、師の探す姿を見ておけばよかったと、少し後悔してます…(笑)。

これはぜひとも井田に来て貰わねばなるまいな…と。

やっぱり海には刺激が必要ですからね。

特に僕らみたいな仕事の場合…。

ガイドにしても、写真撮りにしても、淡々と自分の世界を構築することも大事ですけど、そこに刺激が加わると、いい化学変化が起きるのではないかと。

刺激に飢えている今日この頃です。
僕も、『実に激緊張な『時間』と『空間』』を味わいたいです。
正月までは待てないかな…(笑)。
2010/10/04(月) 13:16:39 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
> うみうしふぇち さん
こちらこそです。

今ではややアウェイ感を感じる大瀬ですんで、うみうしふぇちさんや旦那、あと他の方でも、フランクに声をかけて下さる方がいてくれるのは、とてもウレシイんです。

老婆心ながら、コラボを撮るときのコツなんですけど、2匹を撮ろうとしないことだと思うんです。

2匹を撮ろうとすると、散漫な感じの2匹が写っているというだけの写真になりがちです。

主役をどちらかに決めて、主役を完璧に撮ってあげることを意識しつつ、構図の中にもう一匹をうまく配置するというアプローチが良いんじゃないかなと思います。

その方がシャッターチャンスも増えますし、そうやって撮っているうちに、主役2匹が並び立つ神々しい瞬間…真のコラボレーションにも出遭えるでしょう。

この僕の写真だと、ヨソギの目線が上(セスジ)を向いてくれれば完璧に近かったんですけど、ムズカシイですね…(笑)。
2010/10/04(月) 13:00:40 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
いやぁ…実に激緊張な『時間』と『空間』でした。

ウミウシは悲しくも空振りでしたが、

目標の『絶対カムリをお見せする』は達成できたので失禁ものでした(笑)
素敵に撮っていただきさらに失禁ものです♪

師匠だなんて…そんなぁっじゃねえでござんすよm(__)m

いやぁ…実に…
2010/10/04(月) 11:17:01 | 黒縁眼鏡 | #1.E5DkAA[ 編集]
楽しいナイトダイビング、ご一緒させていただいてありがとうございました。なんだか強引に誘ってしまって・・スイマセンm(--)m
松川さんに紹介してもらったセスジミノウミウシとのコラボ・・・・きっと松川さんは美しく決まってるんだろうと思ってましたが・・・セスジさんがこんなに綺麗に撮って貰っていて、やはり凄かった・・・
すごくいい刺激を頂きました。ありがとうございました。
2010/10/04(月) 06:32:18 | うみうしふぇち  | #.zxHueVw[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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