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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

オオウミウマ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.6 1/60 iso100



 この写真は8月初旬に撮ったもの…。

 見る人が見れば、一目でここが何処だか判るだろう。

 この場所のランドマークになっていた2本の大きなウミトサカがあったところだ。

 ちなみに、以前は3本だったんだけど、けっこう前に1本は死んでしまっていた。


 このウミトサカは大好きなロケーションで、これまでに何度も撮影している。

 大瀬の写真仲間に遊びに来てもらったときも、このウミトサカの周りに密集して群れるネンブツダイの群れを紹介して撮影してもらったりしたものである。


 だけど、今、この大きな岩の上の大ウミトサカは全部死んでしまった。

 根元からへし折れ、1本は岩の上に横たわり、1本は岩の下に落ちていた。

 おそらくここ数日の事である。


 本当に悲しい…。


 僕はここの海のガイドだけれど、番人でもなんでもない。

 この海の素晴らしさを伝えたいだけの一人のダイバーに過ぎない。


 死んでしまった原因は、最近の泥の流入や異常な高水温の影響か?…最近は速い潮がかかってたりしたし…、そうであって欲しいとすら考えた。

 でも、この近辺の他のウミトサカは普通に元気である。

 どうしてこうなってしまったのか…、イヤな考えばかり思い浮かんでしまう。

 でも、ダイビングスキルがどうとか、マナーがどうとか…、そんなことを語る気にもならないぐらいがっかりしてしまっているというのが本当のところ。

 悲しくて、ため息しか出ない…。



オオウミウマ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.6 1/60 iso100


ヨウジウオ科 / Syngnathidae
オオウミウマ / Hippocampus kuda Bleeker, 1852



Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2010/08/29(日) 22:56:33Fish trackback:0 comment:2 オオウミウマ / 井田
コメント
この記事へのコメント
> ogu さん
 シブいトーンのウミトサカがあるシーンって最も伊豆の海を感じさせてくれます。あそこは、箱庭のような井田の海の中で、そんなムードを感じさせてくれる場所でした。


 でも、大瀬門下付近なんかは、僕が居た頃よりもトサカが増えているような気もしたりして、自然の力の逞しさを感じます。
 
 いろんな条件さえ揃ってくれれば、きっと以前のように…と、僕は夢を見てしまうんですけど…。


 だけど、場所を問わず、ヒトが入るってことが自然に対してマイナス要素なんだと思わざるを得ない現実を目にするのは悲しいです。

 そうじゃないように出来るはずなのに、出来ない…しないということに、なんとも言えないやるせなさを感じてしまいます。

 少なくとも賢明な判断と努力があって欲しいですね。

 引退したら人名・店名入りで記事でも書きますよ…(苦笑)。
2010/08/31(火) 23:26:51 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
残念
井田のランドマークといえば絶対ココというくらい象徴的なトサカだったのに、とても残念です。
先週の大瀬でもカミソリウオポイントに行くと、砂煙とともに立派なザラカイメンが転がっていた。
先々週は、先端で片っ端から岩をひっくり返して、貝を採取しているダイバーがいた。
すべてが人的ではないと思うけど、20年前の井田や先端の着底出来ないほどのトサカ林は、絶対に戻らないんだろうね。
2010/08/31(火) 13:25:04 | ogu | #GMs.CvUw[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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