FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/60 iso100
これぐらい青色斑が目立ってたら間違いなく「ハコフグの幼魚」でOKだろう。
西伊豆で成魚を見かけるのは、ほとんど全てと言っていいぐらいハコフグのみ。
ミナミハコフグの大きな成魚は見たことが無い。
なのに、幼魚に関して言えば、ミナミハコフグの方をよく見かけるような…。
それはおかしいだろう…
…という辺りが、よく見かけるミナミハコフグの幼魚とされている奴らは本当にミナミハコフグなのか?…という疑問を抱き始めたきっかけだった。
だけども、一度自分の中で成立した認識を覆すのは、けっこう難しかったりすることも多い。
「この魚は○○だ」との認識に至るまでの行動を思い出してみるといいだろう。
かなりシッカリと調べたりすることもあるだろうけど、たいていの場合は、たまたまそのときに開いた図鑑にそれっぽいのが載っていて、「コイツだ!」と思ってしまう…という程度のことが多いはずである。そして、その程度の認識にもかかわらず、脳内がピュアな状態の時に植えつけられた認識というのは、記憶の中に事実・真実として刻み込まれてしまうのである。
「このコ、可愛い…」とか「このヒト、素敵…」なんて思ってしまったりしたときと似てるかもな…。
いろんなことが見えなくなってしまっているという…。
その辺で、いかにドライになれるか否かが、見る目を持てるか持てないか…の違いなんだと思う。
空想の世界にではなく、真実の中にこそロマンはあると信じて、全てのものをクールに見つめていきたいものだと思うのであった。
ハコフグ科 / Ostraciidae
ハコフグ / Ostracion immaculatus Temminck et Schlegel, 1850
Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.
Contrust scale (graduated 16steps)
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium
"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。
Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.
このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。