OLYMPUS SP-350 f5.0 1/160 iso50
ノートリミングで撮ることを潔しとしているのだが、大きく引き伸ばすんじゃなければ画質も気にならないしトリミングをしてもいいんじゃないか…という御意見が…。
なんだか、完璧なまでに趣旨が違ってしまっていて、かつ、思いが全く伝わっていなかったことに、投げ槍な返答をしたくなってしまったのだけれど、ここはひとつ冷静に…(笑)。
トリミングをしたくてたまらないのであれば、すれば良いのではないかと心の底から思います。
何かをしようとすることに正当な理由があって欲しいという思いなんてものは、精神衛生上良くないのではないかと…。
でも、サッカーをするのに、「なんで手を使っちゃいけないんだ!」と文句を言うのはナンセンスだし、ボクシングの試合に槍や刀を持ち込むこともありえない。
ゲームはルールというイコールコンディションに近いものがなきゃ成立しないし、片八百長の試合なんて面白くもなんともないでしょう…。
フィルムで撮ってた頃は、写真を見るというのはポジという掛け値無しの原版を見るということだったし、展示会でプリントを見せる場合においても、プリントした写真とともにそのポジを展示して見せるというストロングスタイルの方法もしばし行なわれていたものでした。コンテストもポジで応募するのが多かったでしょう。
そこで、カメラマンたちは、一瞬の中に最高のフレーミングを求めていたわけで、そこから生まれてくる作品が持つ緊張感とか迫力といったものにシビレた時代がありました。
ただ単にそれが楽しかったし、今もその感覚が楽しいからそうしているというだけで、同時に、そうでなきゃならないなんてことも、まったく無いのではないかと思っているのだけれど…。
要は、違うゲームをしているのなら、それはそれで全然OKでしょうと…。
ただし、違うゲームであれば、同じ土俵の上での話は出来ないわけで、構図がどうのこうの…という話も成り立たないというだけの話です。
もちろん、どのゲームを楽しむのも自由だし、どれが良くてどれが悪いなんてことも無いでしょう。
むしろ、状況に応じて、いろんなゲームを楽しむほうが良いのではないかな。
例えば、そういった一瞬の勝負や画作りなんてことを考えずに、ひたすら生態等を記録するだけ…というのが目的なのであれば、動画でも撮って、そこから画像を取り出すのが手っ取り早いし確実でしょう。あるいは、撮影スキルが未熟なヒトが、より確実に撮影したいなら、無理して被写体に迫ろうとせずに、遠くから撮影してトリミングした方が自然にも優しいと思うので断然お薦めだし…。
ただ、これから先、ドラエモングッズの如く何でも思ったように撮れて、1枚の画を撮るのに必死になるなんて馬鹿みたいだ…なんてぐらいに、撮影機材がどんどん進化していって、事実上それ以外に選択肢がなくなったとしたら、そこで何を味わい、何に喜びを覚えるのかと思うと、少なくとも自分には何も無いな…と。たぶんそうなったら、絵の具と筆でも用意して絵画でも描き始めると思う。
格好をつけることだけが喜びというのでなければ、あたりまえのように出来ることをただやるということにオモシロさを感じないって感覚は、誰しも持っているんじゃないのかな…。
ちなみに、今でも、フィルムをカメラに詰めて、一撃必殺のごとく撮影することを至上としている方々にとっては、撮影枚数も気にせず、コンデジでパチパチと撮っているという僕の撮影なんて、それこそ土俵が違うってものだろうしね。
まあ、言葉遊びをするつもりは無いし、何より言葉遊びは大嫌いです。
何事も行動であるのみ。
何をどうするにせよ、それぞれに自分の好きな道を歩めばよろしいのではないか…というのが、終始一貫した結論ということで。
そしてさらに言うなら、僕はいつでもそんなに必死で撮ったりなんてしていないし、多くの場合、ただ楽しんで撮ってるだけですんで…(笑)。
コケギンポ科 / Chaenopsidae
アライソコケギンポ / Neoclinus okazakii (Fukao,1987)
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。