OLYMPUS SP-350 f8.0 1/50 iso50
この1カットを撮るために何時間を費やしたことか…。
もちろん、1DIVEで何時間というわけではない。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も‥‥‥‥この場所に足を運んで、やっとでこの瞬間に出遭えたのである。
ちなみに、ほぼ100%に近い確率で、このコは非協力的な気分らしく、その顔を上げて見せてくれない。
何度も足を運ぶと言っても水深25m…。
例えば、どうガンバッっても撮影できない場所に居たり、まったく顔を上げてくれないムードで、あきらめてすぐにこの場を退散したとする。そのときの観察時間30~60秒間…。だけど探すのに時間がかかる…すぐに見つかることもあるけれど、手こずったら5分間ぐらいかかる(見つからないこともあるし…)。そして、この場所に来るのにかかる時間というのがある。瞬間移動するわけではないので、行き帰りの移動のプロセスの中でも窒素は蓄積されていく。
だから、ここに立ち寄るというコースを選んだために、そのダイビングでは撮影をあきらめなければならない被写体も出てくる。
ひとつの被写体を狙うということは、状況によっては行動が極端に制限されることにもなり、そこまでするだけの思い入れがあるということなのだ。
なんてことない写真なんだけど、こんなキレイなところに佇んでくれるなんてことは、設定1のビッグボーナス並みの低確率。
このイキモノの顔を100枚撮影できたとしても、そのうち90枚以上は「何とかならないものか…」と嘆きたくなるような絵にならないシチュエーションなのである。
だからこその、この瞬間の値打ち…。
分かる人にしか分からないヨロコビを噛みしめる瞬間だったりするのであった。
OLYMPUS SP-350 f8.0 1/50 iso50
(↑)まあ、たいていは、見つけることが出来ても、こうゆう状態で微動だにしてくれない…。
そして、あきらめてすごすごと退散することになるのである…(苦笑)。
カイカムリ科 / DROMIIDAE
カイカムリ科の一種 / DROMIIDAE sp.
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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