FC2ブログ

Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

アライソコケギンポ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/90 iso100




 そろそろGWだし、レジャービジネス的には、このブログも衣替えって感じで、明るくてカラフルな写真とか、実は全然たいしたこと無いんだけど素人のマニアック感とか本格的感を適度にそそるネタとか、そうゆう軽~い感じの路線にシフトしていかねばならないんだろうけど、足を突っ込んでしまった沼地から逃れられないでいる今日この頃…。

 今日、海の中で刺さってしまったのは、テヌニシキウミウシらしきウミウシ・新規カイカムリ2個体・コシマガリモエビ・チュウコシオリエビの脱皮シーン・コケギンポ属未同定種の同定画像撮影及び求愛行動の観察・ムラクモコダマウサギの模様バリエーション各種…などなど。

 いちおうエリア全域の定番ネタ位置確認もしてきたけど、1DIVE120分間のほとんどの時間を自分の趣味にあててしまった…(苦笑)。

 コケギンポ同定作業もメインキャストの5個体だけにしておくつもりだったのに、結局、現在定着している8個体すべての同定画像を撮影しないと落ち着かなくなり………。時間がかかるわけである。


 今日の画像は「ニ」。

 他の雄が来ると、たいていは、巣穴の中に引っ込んでしまい、穴の中でプルプルと震えながら威嚇するという弱気なヤツ。

 この時期は、ケンカが多いので、同定用画像の撮影は、思いのほか順調に進んだのだが、この「ニ」は、気分が乗っていないと勝負に出てこないのでいちばんてこずらされた。

 だけど、雌が近くにいるときは、わりと速攻でピョコン!と飛び出してくる(↑上画像)という、ヒトの世界でもよく見かけるタイプだったりもする。


 …で、すでに、何回か撮影には成功していて調査は完了していたのだけれど、どうしてもその結果に疑問符がつきまとい、今日、チャンスがあったらもう一回撮影しようと待ち構えていたのであった。

 ギンポゾーンに到着すると好戦派の「二代目ゴ」が巣穴に居ない。よくあることなのだけれど、このときは撮影チャンスだ。

 「二代目ゴ」はギンポゾーンを徘徊し、他の雄に喧嘩を売ってまわってくるというのが癖だからだ。

 狙っている「ニ」の横にいつでもシャッターを切れるようにカメラを構え、呼吸音でプレッシャーをかけないように手を伸ばした状態で体を引いて待機していると、思惑通り「二代目ゴ」がやってきた。

 「二代目ゴ」は、いつも徘徊するときと同じように背びれ全開で気合が入っていることを誇示している。「ニ」がどう出るかが不安だったが、今日はチョット強気で、巣穴から身を乗り出し威嚇のポーズで対抗する(2枚目画像↓)。

アライソコケギンポ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/90 iso100



 この低く地を這うようなポーズと、背鰭を寝かせつつ顔を膨らませるのが、威嚇のときによく見られるポーズ。求愛のときは、トップ画像のように背鰭全開で体を高く上に伸ばすというポーズになる。何度も見ていると、顔つきもけっこう違うのが分かってくる。

 胸鰭と鰓の撮影が目的なので、とりあえず臨場感あふれるケンカシーン撮影はあきらめて、「ニ」の胸元を狙ってクローズアップ撮影した。


 胸鰭の軟条数13本。

 胸鰭基底部に黒斑無し。

 鰓の上部に黒斑が…有り?

 シズミイソコケギンポということになる。


 確かにアライソと判定した「サン」や「ヨン」と雰囲気が違うのだが、シズミイソ判定した「二代目ゴ」とも雰囲気が全然違うので、ちょっと意外だった。

 それにしても、胸鰭基底部の黒斑の判定がムズカシイ。小さな黒点が現れれていることなんかもあって、実はそれなのかどうかもよく分からない…(苦笑)。


シアラソコケギンポ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.0 1/500 iso100




 しかし、メインキャスト5個体のうち、アライソ判定が2個体、シズミイソ判定が2個体…、これまで、コケギンポ(The コケギンポ)ってしておけばいいだろう…って感じで、あまり触れずにきたことなのだけれど…。

 これはチョットまずいことになってきたかな…(苦笑)。


コケギンポ科 / Chaenopsidae


Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2010/04/20(火) 21:27:47Fish trackback:0 comment:0 シズミイソコケギンポ? / 井田
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック






Contrust scale (graduated 16steps)
コントラストスケール
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium




"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

当サイトに掲載されているあらゆる内容の無許可転載・転用を禁止します。
当サイトの内容は、日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。

Copyright Matsukawa Soichi.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.


Photographer Matsukawa Soichi

このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.