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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

カイカムリ科の一種 / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f7.1 1/60 iso100




 こんなに愛らしい被写体がいたなんて…

 知らないというのは嘆かわしいことである。


 この4日間というもの、ガイドネタ探しをしつつ…、気が付いたら岩の上を舐めるようにその姿を探してしまっている。


 こんなにも徹底的に下ばかり見て、こんなにも超スローペースのダイビングをするなんて、いつ以来だろう…?

 ちょっと思い当たる節が無い。

 今、これほどまでに魅力的な被写体を他に思い浮かべることが出来ない。

 完全にハマってしまったようだ。



 だけど、ガイドネタにするのは難しいだろうな…。

 4日間で見つけたのは7個体。しかし、まともに撮影できるケースは先日の1個体のみ。

 今回のは、かなりトリッキーな体勢での撮影を余儀なくされ、ほとんど偶然に近い幸運によって何とかモノにしたという感じ。(それでこの程度か…と言われると返す言葉も無いのだが…(笑))

 他の5個体は、おそらくほとんどのヒトはまともに撮影できないだろうし、できたとしても「まず画にならない」という状況…。

 こいつらが活動するであろう時間帯…ナイトダイビングが出来たら話は変わってくるだろうけど…。



 ガイドをしていて、どうすれば良いのか判断に迷うことの一つに、ゲストの方に「その生き物を紹介すべきか否か」ということがある。

 以前ならまだしも、今潜りに来る人の半数はカメラを持っている。

 そして、海の中で何かを紹介したら、たとえ、撮影は無理だろうけれど見てもらいたい…というものであったとしても、ほぼ100%に近い確率でそれを撮影しようとしてしまう。

 そこがモンダイなのだ。



 撮影できない被写体を撮影しようとすることは、まず時間の無駄であり、それは安全性を下げることになり、さらには、本当だったら見たり撮影できたりするはずの生き物と出会うチャンスを失わせることにもなる。

 何よりもツライのは、時間をかけても結局まともに撮影出来なかった…というストレスやフラストレーションを懐かせてしまうことだ。

 それだったら紹介しない方が良いのか…、だけども、ガイドとしては本当は見てもらいたい…。

 その辺のジレンマにいつも悩まされる。



 例えば、僕が、ここでこんなふうに画像をお見せしたりしているのだけれど、ここでの1枚以外に…それを撮るまでに、どれほどの撮影できなかった時があったかを分かってもらえたら…と思う。


 生き物たちは、いつでも僕の方を向いてくれているわけではない。


 生き物たちを撮影するということは、とにかくそのチャンスに出遭える瞬間を待ち続け…追い続けることに他ならない。そして、幸運にも訪れたチャンスを絶対に逃してはならない…。そうゆうものだと思う。

 そのために何をすべきか…。これはもう言うまでもないだろう。

 そして、そうしている人たちの希望を叶えるために、また、せっせとネタ探しをするのであった。


カイカムリ科 / DROMIIDAE
カイカムリ科の一種 / DROMIIDAE sp.



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2010/04/14(水) 00:00:01Crab / Shrimp trackback:0 comment:2 カイカムリ科の一種 / 井田
コメント
この記事へのコメント
> カムリの世界ってやつは… さん
毎度です。
ハマッてます。メロメロっす。実に素敵っす。
何とかを覚えたサル状態です。

井田はカイメンが多いのか、みなさんカイメンを背負ってらっしゃいます。
…ただ僕の視点がカイメンに集中しているだけのような気もしますが…。

見分け方…
心を鬼に出来ない軟弱な僕としては「…の一種」にしておきます(笑)。
2010/04/15(木) 15:01:52 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
ホワイティな感じで素敵っす☆
にしてももう7個体発見してしまっているとわ(>_<)
完全にハマってますね…笑
カスタムにメロメロですねぇ…笑
実に素敵っすねぇ…笑

他のカスタムはどんな物を背負ってらっしゃるのか!?見てみたい☆

見分け方は完全に心を鬼しないといけないのですが
背負ってらっしゃる物を一度脱いでいただいて真上から一枚写真を撮っていただき、
そしてまた背負っていただいてそのカムリの
前側縁の歯の数を数える…が一番の方法らしいです…(笑)

結果…判別はとても厳しいっす(>_<)難しいっす…
優しく見守るには何とかの一種としておいた方がいいかもしれませんm(__)m

もう少し簡単な判別方法をさがしてみますm(__)m



2010/04/15(木) 10:10:50 | カムリの世界ってやつは… | #1.E5DkAA[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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