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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

シズミイソコケギンポ? / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/4 iso100




 このところたくさんのメールを頂いた。

 おもしろいもので、来ないときは寂しくなるぐらいに全然来ないのに、来るときは返事を書くのが大変なぐらいにドッと来る。

 不思議なのは、そんなふうに雪崩れのようにメールが来るのは、僕がここに何かを書いてとか、何かインパクトのある画像をUPしてとか、そうゆうキッカケがあってというわけではないことだ。ただ単に偶然に…なのである。

 「はじめまして」という挨拶から始まる直接接点を持つのが全く初めての人、以前にチョットしたやりとりがあった人、以前に連絡をよく取り合っていた人、友人、お客さん、仕事仲間…、ありとあらゆるところから、それはもう申し合わせたかのようにドドドッ!と…。

 まったく妙なものだ…。

 もしかして、自分の身に何か起きる前兆???…などと、妙な心配をしてしまいそう…。

 まあ…忘れ去られた存在じゃないというだけでもウレシイものである(笑)。


 …と、いつものように長い前置きから全然違う話になっていくのだが、今回のメールには魚のことや写真のことの質問が結構あったので、そのことについて…。



 単刀直入に言って、僕は学者じゃないし、趣味として魚のことに取り組んでいる人と比べて、知識レベルが低いことがあっても高いとは言えないだろう(苦笑)。

 上手く言えないけど、ヒトで例えると、その人が、『どこ出身で、どこの学校を出て、どこで働いていて、血液型が何型で、年齢が何歳で、なんという名前なのか』…は知らないけれど、『どんな性格で、どんなものが好きで、どんなことが嫌いで、どこによく現れて、どうゆう行動をとりがちなのか』…はわりとよく分かる…という感じ。印象的なことはよく覚えてるけれど、記憶しなきゃならない事は苦手なのだ。


 
 だけども、やっぱり質問で多いのは、「これは何ですか?」という路線。

 こんな僕にでも訊いてくれるのは本当にウレシイし、その辺をきっかけに、話の内容がより面白いことになれば僕的には歓迎だしOKなのだけれども、ほんと、単純に同定するというのがイチバン苦手で…すごいプレッシャー…(苦笑)。

 しかも、僕の専門分野とも言える、コケギンポやカエルアンコウにはてこずらされっぱなしで…。

 正直言って、コケギンポ・アライソコケギンポ・シズミイソコケギンポの3種を正確に見分けることは出来ないし、エナガカエルアンコウとベニカエルアンコウとウルマカエルアンコウの3種だって混乱してばかり…。

 特に、コケギンポなんかは、すでに分類を放棄していたりするのだが…。

 だから、特に調べもせずに全部コケギンポに統一していた。

 コケギンポの画像を、しょっちゅうUPしているのに、毎回「コケギンポ属未同定種は…」なんて打ってられないしね。それに、それじゃあ、なんだか堅いでしょ(笑)。

 誤解がイヤなんで、何度かその旨は宣言してるんだけど。

 つまり、僕のサイトに出てるコケギンポは、言ってしまえば全て「コケギンポ属未同定種 / Neoclinus sp.」ですから。

 はい。ちゃんと同定してないです。

 けっこう頑張って調べてみたとしても、それが正解ですと言う自信は無いし…(笑)。

 ましてや古い記事の多くなんて、今読むと恥ずかしくなるぐらいあてにならないことも書いてるから…(苦笑)。もちろん訂正するのも面倒なのでしてない。そんなことしていたら新規UPできなくなってしまう…。


 まあ、常に進化しているということで、過去の汚点は見てみぬふりなんぞしつつ優しく見守ってください。

 もしも奇特な方が居て、僕の考えの変遷及び今の考えを知りたいのなら、古いLOGから新しいLOGまで順番に目を通してもらったうえで、今ココに書いてある文章を読んで、その上で、今の僕に訊いてくれたら、何かヒントになるぐらいのことは言えるかも…って感じかな…。頼りないけど…(苦笑)。



 …で、今現在、2010年4月9日午後21時24分18秒時点での見解をば…。

 僕がこのブログに載せてきた井田のコケギンポたち…、上の条件に照らし合わせてきちんと調べてみるとコケギンポはもちろんのことアライソコケギンポやシズミイソコケギンポがゴチャゴチャに混ざって同じ狭いエリアに棲んでいるのでは…と疑い始めている。

 もちろん今さら過去記事を全て修正するなんてやってられないのでやりません…(笑)。


 でもとりあえずチョット本気で調べてみよう!
 やれるとこまでやってみようということにした。…これからの分はね。


 …というわけで、まず、コケギンポ3種のよく言われている特徴を書いておきます。


コケギンポ      = 胸鰭軟条数14本・鰓の上部に黒斑が無い
アライソコケギンポ  = 胸鰭軟条数13本・鰓の上部に黒斑が有る
シズミイソコケギンポ = 胸鰭軟条数13本・鰓の上部に黒斑が有る



 これで、「コケギンポ」と「アライソ&シズミイソ」が分けられる。

 …で、次に、

 
シズミイソコケギンポ = 胸鰭基底部に黒斑が無い
アライソコケギンポ  = 胸鰭基底部に黒斑が有る



 これで、アライソコケギンポとシズミイソコケギンポが分けられる。

 めでたしめでたし…


 …とはカンタンにならないから、やっかいなんだけどね。


 でも、今の季節のコケギンポたち、近くに他のコケギンポが来たときはもちろん、クツワハゼなどが近づいただけでも威嚇行動をするという一触即発興奮状態になっていることが多いので、頑張って高倍率デジカメで狙えば、胸鰭や鰓の撮影は何とかなるだろう。

 …ということで、およそ120分間の密着取材を敢行した。


 まずは、今が旬の「二代目ゴ」を…


シズミイソコケギンポ? 鰓&胸鰭

OLYMPUS C-755 UZ f5.6 1/500 iso100



 上の画像(↑)は胸鰭と鰓部分をクローズアップ撮影したもの。

 胸鰭の軟条数を数えると13本なので、アライソコケギンポかシズミイソコケギンポということになり、

 胸鰭基底部に黒斑が無いのでシズミイソコケギンポで決まりということになる。


 「二代目ゴ」はシズミイソコケギンポということになるのだろうか。


 ちなみに、ちょっと気になるのは、シズミイソなら鰓の上部に黒斑があるはずなのだが、よく分からないこと…。

 (↓)これが黒斑ってことでいいのだろうか???


シズミイソコケギンポ? 鰓上部の黒斑?




 違うのだとしたら、また謎は深まる…。

 しかし、昨日、コケギンポって紹介したばかりなのに…(苦笑)。

 

 今日は長くなったのでここまで。 
 

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2010/04/09(金) 22:42:02Fish trackback:0 comment:0 シズミイソコケギンポ? / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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