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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

コケギンポ / 井田

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コケギンポ / 井田

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 伊豆で見られるコケギンポの仲間は大きく分けるとコケギンポ・アライソコケギンポ・シズミイソコケギンポのグループ(ここでは便宜上"コケギンポグループ"と呼ぶ)とトウシマコケギンポ・イワアナコケギンポ・ハダカコケギンポのグループ(ここでは便宜上"トウシマコケギンポグループ"と呼ぶ)の2グループに分かれる。

 井田や大瀬で見られるのは、きわめて稀な例外を除いてコケギンポグループの仲間達だ。

 一時期、真剣にコケギンポグループ3種を認識しようと頑張ったのだが、力尽き挫折してしまった(苦笑)。

 魚種を調べるときは魚類同定のバイブルとも呼べる"日本産魚類検索(中坊)"を頼りにするのだが、コケギンポグループを調べるには、どうも物足りないのだ…。鰭の軟条数はしっかり数えることが出来れば判断基準にすることが出来るのだが、その数には幅があって、3種の軟条数が同じケースがある。胸鰭基底の黒斑をポイントにしているが、実際の観察において、その有無を別種の決め手だとするのが難しいケースも確認できている。あるいは、決め手の黒斑なのかそうではない模様なのか判断できなかったり、きわめて目立たなくて黒斑そのものをシッカリ確認できないケースが多いのだ。

 そこで、このブログでは、コケギンポグループ3種のいずれかを同定することはせず、全てコケギンポとして統一してしまっている。もしかしたら全部アライソコケギンポかもしれないし、3種全てが混ざっているかもしれない。だから、ここで、コケギンポとして紹介しているからといって、ここの画像を同定のサンプルにしてはイケナイ(笑)。


 …で、どれも一緒に見えてしまうコケギンポグループ3種なのだけれど、たまに違和感のあるヤツが現れる。例えば、今回紹介するこの違和感があるヤツは、波打ち際に近い超浅瀬に現れることが多い。いわゆるコケギンポの棲息水深は浅瀬から深場まで幅広いのだけれど、このタイプは浅瀬がほとんどなのだ。ちなみに、見れるのが珍しいなんてことはなくて、わりとよく見られる。同じに見える人もいるだろうけど、僕は違和感を感じるってだけなんだけどね。

 こいつが、ギンポゾーンのコケギンポ達と別種だとされるのなら、なるほどそうなんだ…と、わりと素直に納得できるかもしれない。

 だけど、どう見ても、こいつらは同じだろう…というのを別種とされると、う~むと唸って分からなくなってしまうのであった。


コケギンポ科 / Chaenopsidae
コケギンポ / Neoclinus bryope (Jordan et snyder, 1902)



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2010/04/02(金) 22:33:41Fish trackback:0 comment:0 コケギンポ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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