Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

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エダウミウシ?+オカダウミウシ

FUJIFILM FinePix F30 f7.1 1/100 iso100




 ウミウシの撮影は本当にムズカシイ!

 もっと正確に言うと…極小ウミウシの撮影は本当にムズカシイ!


 知人がウミウシがペアで居るところのイイ画を撮っていたので、自分もやってみるか…と思ったのだが、結構ガンバッたにもかかわらず、満足いくものは1枚も撮れなかった。

 その知人には、「すごくイイけど、惜しいねえ…」みたいなことをコメントしていたのだが、自分でやってみても全然うまくいかないんだから、もう苦笑いするしかない…。


 ウミウシ撮影の難しさは、ピント面の作り方に尽きる。

 1匹を撮るにしても、2本の触角にピント面を合わせるのが難しいのに、2匹撮るなら触角は4本。しかも2匹は不規則に動いている…。その各4本の触角からレンズまでの距離を等距離に揃え、なおかつ2匹の配置を美しく…面白く…なんていうのは、神業的な集中力と反射神経と作画センスを要求される作業だ。

 絞り込んで被写界深度内に収めるという手で逃げるにしても、超高倍率撮影においての被写界深度は1mmあるだろうか…という薄さなので、やはり安直に構えるわけにはいかない。

 そして、仮に触角4本の面を巧く作れたとしても、他の部分のピントの具合によって、全体としては物足りないものになってしまうことが多い。

 結局、雰囲気に逃げるしかないのか…(苦笑)。


 画像はエダウミウシらしきウミウシとオカダウミウシの偶然のコラボレーション。

 大きいエダウミウシらしきウミウシのサイズは6~7mm。オカダウミウシの方は1mmあるかないか…。

 いつものことながら、この極小サイズのエダウミウシらしきウミウシを撮影中は、それと分からずに何だか変わったウミウシを見つけた!と、熱中してしまって…(苦笑)。オカダは写っていればいいや…というぐらいの感覚。

 撮影後、PCモニターで拡大してみたら、うまくご対面してくれていてラッキー!…という感じ(笑)。

 だけど、この画像サイズでシャープをかけているから、何とか雰囲気で見れるものの、実はオカダウミウシの方は完全にアウトフォーカスで、大きなサイズにプリントして見せられるクオリティの画像ではない。

 この状況において、エダとオカダの触角全4本でピント面を作れるかどうかは、見れば分かるように絶対に不可能。しかも、この前後数秒に撮ったカットでは、オカダはあさっての方向を向いてしまっているので、ご対面シーンのチャンスは数秒間しかなかったことになる。

 このムズカシさ…、瞬時にミリ単位の精度を求めるという意味では、少々泳ぎ回る魚の撮影なんかよりもずっと難しい。…って言うか、泳ぎ回る魚の撮影で求めるものは違うものだし…。少なくとも僕の場合は…。


 さらには、単に小さいということでの作画の難しさ…。

 このとき撮影に使っているセットでは、これ以上の高倍率撮影は不可能…。トリミングして誤魔化したくもなるけど、それはまた別の世界…。

 デラックスな背景ならまだしも、地味なロケーションのことも多く、前述のピント面の事も含めると、構図も何もあったもんじゃない…というのが現実。

 この『シーン』をオモシロイと思ってくれる人が居てくれたらイイな…というただそれだけ。

 まあそれでもいいかな…という気もするけど…。 


 でも、今日はウミウシ好きのゲストの方が居たので結構真剣に探してみたら、かなりの種類のウミウシを見つけることが出来たのは収穫。30種はいけたんじゃないだろうか…。どれも5mm未満というのと、僕には何ウミウシだか分からんヤツばかりだというのが、一般的には苦しいところだけれど…。井田でもけっこうイケルじゃんって…(笑)。

 透明度が悪いので、中層に出て魚群と追いかけっこ…というわけにもいかないことだし、ここはジックリと攻めてみることにしようかな。


裸鰓目(ドーリス目) / NUDIBRANCHIA
ドーリス亜目 / DORIDINA
フジタウミウシ科 / Polyceridae
エダウミウシ / Kaloplocamus ramosus (Cantraine, 1835)

裸鰓目(ドーリス目) / NUDIBRANCHIA
ドーリス亜目 / DORIDINA
オカダウミウシ科 / Vayssiereidae (Okadaiidae)
オカダウミウシ / Vayssierea felis (Collingwood,1881)



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2010/03/28(日) 21:26:24Sea slag trackback:0 comment:2 エダウミウシ? / 井田
コメント
この記事へのコメント
> うみうしふぇち さん
コメントもらえて良かったです。
ウレシイな。

画的には本当にショボい…本当にダメダメで、あまりにも何てこと無いんですけど、このシーンは見てもらいたいな…って、ただそれだけでUPしてみました。

本文にも書いたけど、複数ウミウシ(特に極小サイズ)は、めっちゃくちゃムズカシイです。

お互いがんばりましょう!
2010/03/28(日) 23:30:49 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
『おもしろい!』と思い頬が緩んでました(笑)ご対面!メッチャかわいいです!
私も今日複数のウミウシにチャレンジして来ましたが全くダメダメ・・本当にダメダメ。ここまで私はダメなのか・・と唖然としてしまいました。
matukawaさんの写真見てるのにな~~もっともっと勉強せねば!と思ってここにきたら今日の写真で癒されました!
2010/03/28(日) 22:56:56 | うみうしふぇち  | #.zxHueVw[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。



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