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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

コケギンポ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.0 1/60 iso100




 スポーツの実況中継なんかで、アナウンサーが「これは目が離せないですねえ…」などと言った瞬間に決定的な瞬間が起こることというのが何故かよくある。

 これは実況しているアナウンサーが現場の雰囲気をまさに感じ取っているから起こることなのではないだろうか。

 何か事が起こるときの気の流れのようなもの…。気…なんて言葉、インチキ商売のセールストークみたいでイヤなのだけれど、他に表現しようがない何か…。ヒトがそうゆうものを感じることが出来るようになるというのは確かな事実だと思う。

 …で、僕も職業アナウンサーがそうであるように、きっと感じてしまっていたのだね(笑)。

 先日、ギンポゾーンの定番メンバー以外の雄雌各1個体を紹介したばかりなのだが、今日、まさにその2個体が一波乱起こしてくれたのであった。

 昨年は、気弱でほとんど巣穴から出て来なかった雄が、この時は、定番2個体の間に躍り出て強烈に存在をアピールしていた。

 もちろん定番2個体は黙っているはずも無く、巣穴から上半身を乗り出しての威嚇ポーズを見せ一触即発の状態。(上画像(奥のアウトフォーカス部分に身を乗り出す雄の姿が見える)・下画像(威嚇する雄))


コケギンポ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.6 1/60 iso100




 つられるようにその近くの雄も巣穴から大きく体を出すぐらいの緊迫感…。

 そして、次の瞬間、威嚇していた雄が体を小刻みに振るわせ始めた。

 求愛ダンス?!

 何故だ?と思って岩の上をよく見てみると、近くの巣穴に棲み付いていた雌がその場に現れたのだ(下画像)。


コケギンポ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f5.0 1/60 iso100




 もう見ている方も、どこに注目していいのか…どこを撮影していいのか…分からず、ほとんど撮影も出来ず、ただキョロキョロとするのみ(苦笑)。

 例によって、やがて場は沈静化し、乱入した雄も雌も自分の巣穴に戻ったのだが、間違いなく繁殖シーズンに入っているようだ。ヒトの暦ではちょっと早いような気もするが、水温が15度ぐらいになっているので、そうなることも充分にありえるはずである。

 さて、今年はどの個体が主役になるのか…今から楽しみなのであった。


コケギンポ科 / Chaenopsidae
コケギンポ / Neoclinus bryope (Jordan et snyder, 1902)



Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2010/03/19(金) 20:04:28Fish trackback:0 comment:0 コケギンポ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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