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Diver's Highをいつもご覧になっていただけている皆様にはすでに御馴染みのシーン。
別に変な趣味があるわけでは無い。
感情とか意志が明確に感じられる場面に魅力を感じているというだけである。
例えば、ネンブツダイ…
紐状の"う○ち"を肛門からブラ下げたまま平気で泳いでいることが多い。
ヴィジュアル的に美しくないことはもちろん、シマリが無いと言うか、緊張感を損なうと言うか…、被写体としては実によろしくない。
見事に揃った群れの写真の中に"う○ち"をブラ下げたヤツが居るか居ないかで、出来栄えのムードは随分変わってくる。少なくとも格調という点においては、かなりのマイナスだろう。
ど真ん中の目立つポジションにそんなヤツが写っていてガッカリしたことが何度かある。
僕が大好きなハナダイの仲間もそう。
以前、NEXUSの耐圧水深リミット付近まで通い、ハナダイ撮影に明け暮れていた頃…、
かなり無理をして、当時、まだ大瀬ではあまり見られていなかったイトヒキハナダイを撮影したのだが、どのカットを見ても尻から紐状の"う○ち"がひらめいていて愕然としたことがある。
この手の"う○ち"姿というのは、トイレットペーパーを尻にくっ付けたままトイレから出てしまった姿にも等しい。
トイレットペーパー付きでは、どんなに格好を付けたところでダメなことは言うまでも無いだろう。
それとは違って、このコケギンポの「そのシーン」というのは、緊張感すら漂う迫真の場面である。
この力強く大きく広げられた背鰭を見て欲しい。一所懸命ハタハタと振られる胸鰭を見て欲しい。
コケギンポがこうして身を乗り出し直立不動の姿勢で眼状斑も鮮やかに背鰭を広げるのは、コケギンポ人生のクライマックスとも言えるの求愛行動及び繁殖行動のとき、敵と対峙した場面で己の強さを主張するとき、そして、"う○ち"をするときだけである。
ブラブラとだらしなく"う○ち"をぶらさげている魚達とは、その事に及ぶ佇まいがまったく違うのだ。まるで別モノと言ってもいいだろう。
…なのに、
今回はシャッターを押すタイミングが悪かった…。
ズーミングが中途半端…。
何よりもフレーミングが最低だ。
こんなんじゃダメだ。
俺もまだまだだナ…と思わされたのであった。
コケギンポ科 / Chaenopsidae
コケギンポ / Neoclinus bryope (Jordan et snyder, 1902)
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いや…繁殖行動の方がオモシロイよ。
だけど、このシーンもイイね(笑)。
写真の出来が悪すぎたこともあって、誰もコメント書かないだろう…と思いつつ、開き直った文をかいてみたのだけど、やはりレスポンスをくれたのは貴方でした。
ありがとうございます(笑)。
着眼点もGOODです。
このシーンがコケギンポを撮る上で、
最も興奮するシーンかもです♪
欠伸…威嚇…様々ありますが、コケギンポが
一番自分を前に押し出してる感が☆
にしても見事な脱糞!?!?
なんとも言えない色のう○ちをさも当然の
ように大海原に放出!
素敵っす♪
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。