FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/100 iso100
トサカクレエビなのかビイドロカクレエビなのか…
WEB検索してみると、どちらもポツポツとヒットして画像も出てくる。
その辺りを見たところでは、トサカクレエビ / Ancylomenes tosaensis (Kubo, 1951)にしておいてイイのでは…と思う。
ビイドロカクレエビ / Ancylomenes adularans (Bruce, 2003) とされている画像を見ると、細い白線が入っているのだが、トサカクレエビ / Ancylomenes tosaensis (Kubo, 1951)とされている画像には白線が入っていない…というのが、目立った違いなのだけれど、そんな感じでイイのかどうか僕には分からないのであった(苦笑)。決定的な情報ソースが欲しいなぁ。
…で、画像なんだけど、前にサガミツノメエビをUPしたときに、ホストであるイソギンチャクの触手を絡めて撮りたい…というコメントを頂いた。
確かにそうだと思った。
そして、地べた系のサガミツノメエビですらそうなのだから、このエビであったらなおさらであろう…と。
…で、すでに、ポートレート画像と図鑑的画像は撮ってあったのだが(↓下画像)、イソギンチャクの触手と絡んでいない…というのがどうしても気になってしまったのである。
気になり始めると、UPするのにも躊躇してしまうというのが人情…。
触手と絡んでくれないかな~…と、水深30mオーバーの深みまで、何度も何度もせっせと通うことになってしまった。
でも、コイツは頑なにスナイソギンチャクの根元に居座っていた…。
たまに"どアップ"を撮ろうとカメラを寄せ過ぎてしまったりすると、イソギンチャクに隠れるどころか、どんどん離れていってしまう始末…(苦笑)。
そんな折、深度も深いし、他にも探さなきゃならないのに無駄に窒素を溜め込むのもなんだし、諦めようかな…と思っていた矢先に、このシーンを撮影することが出来たのであった。
本当はもっと引いたところから触手の優美なラインを絡めて撮りたかったのだけれど、この時はあまりにも浮遊物が多く、クリアに撮るには距離を詰める方がベターだということになり、上画像(↑)で我慢…ということになった次第。まあ、地べたよりは色気があっていいかな…という感じで勘弁してもらうことにしよう。
UPする前に居なくなっちゃっても悲しいしね。
FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/100 iso100
FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/100 iso100
一応…
テナガエビ科 / Palaemonidae
トサカクレエビ / Ancylomenes tosaensis (Kubo, 1951)
ホンカクレエビ属アカホシカクレエビ種群に対して、新属 Ancylomenes Okuno & Bruce, 2010 が創設されたため
Periclimenes tosaensis → Ancylomenes tosaensis と変更されたそうです。
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ただ、きちんと調べてみようとしたら、情報が足りな過ぎることに気付いて、かえって確信が得られなくなってしまった…という感じです。
トサとビイドロは別種ですよね。アカホシカクレエビとハクセンアカホシカクレエビが同種と思われていた頃の違和感を思い出します。
REDはエビを見るにも最高に面白いですよね。
禁断のREDナイトにチャレンジしたらもっと面白そう(笑)。行きたいなあ!
ビイドロカクレエビはREDで沢山見れますが、何しろイソギンチャクへの依存性は限りなく薄く、10匹くらい居てもライトを照らせば自然と砂と同化しながらいつの間にか「あれっ?」って!笑 次回慎重に寄ってトサと思われる個体もチェックして見ます。
でもトサ、ビイドロと別物な事は間違いなさそうですね!
僕の過去の大瀬データを見ると、たまに20m台にも上がってきてますね。
ちなみにビイドロカクレエビ(…と思われるヤツ)もそこで見てます。
あと、サガミは、減ったけど、まだ井田では見れてます。大瀬でも何処かに潜んでいるのでは…。
しかし、ONイソギンチャクって、けっこう狙うの難しいですね。…って言うか、あまりONしてないですよね(苦笑)。いいポジションになんてまず居てくれないし…。今回意識してみてけっこう手強いことを知りました。
僕も思い描いているシブ~いイメージがあるので、狙ってみます~。
あ…トサカじゃなくてトサ(土佐)ですヨ(笑)。
初めて見ます(>_<)
白点と透明な点の模様がセクシーっす♪
イソギンチャクとのコラボ…
カクレエビ系を撮る時の一番の欲求です!
もうサガミのシーズンは終わってしまったので来シーズンは必ず(*^_^*)
いいなぁ…!
Contrust scale (graduated 16steps)
sRGB - Gamma : Windows (2.2) - White point : 6500°k
1024 x 768 True color (32bit)
font size : medium
"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。