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おおっ!最近見かけない赤色だぞ!と喜んだのも束の間…(上画像)
翌日見に行ったら黄色くなってしまっていた。(下画像)
この黄色ヴァージョンは、井田では比較的よく見かける体色だ。
やはり、井田の環境にマッチしているのだろう。
井田のダイビングエリアのメインともいえるかけ上がり斜面は大きな岩が積み重なった環境なので、僕らダイバーが目にしている表面側だけではなく、見ることが出来ない岩の裏側にも様々な生き物たちが生息しているはずだ。
とくに、このベニカエルアンコウなどは、表面よりも裏面の方に多いのではないかと思われる。
…であれば、突然現れたり姿を消したりするのにも説明がつきやすい。
そして、暗い裏面に居る時と、明るい表面に出てきたときで体色を変えるのだと思う。
暗い岩の裏面は、カイメンなど腔腸類がビッシリと付いていて驚くほどカラフルなことが多い。そして、深いところや岩陰など、海中の暗いところでは、魚でも腔腸類でも赤系統の色のものがよく目につく。おそらく、このベニカエルアンコウは、そんな環境から出てきたばかりのときに僕に見つかり、翌日には周囲の環境に対応済みになっていたのではないだろうか…。
昔、人間が小さくなって冒険に出かける映画を見たことがある。
小さくなって岩の隙間に入って行けたら、きっと見たこと無い素晴らしい世界を見ることが出来るに違いない。
でも、そう出来たとしたら、このベニカエルアンコウなんかは脅威の存在である。
周囲に溶け込むように擬態していて、通りがかった僕をひとくちで呑み込んでしまうことだろう…。
コワイコワイ。
カエルアンコウ科 / Antennariidae
ベニカエルアンコウ / Antennarius nummifer (Cuvier,1817)
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ですから、コメントでも質問でも、そこから話しを広げられるような事であれば大歓迎です。
ちなみに僕は学者じゃないですし、飼育して四六時中観察なんてことも出来ないですし、ただ海の中で自分の眼で見て感じたことを書いているに過ぎません。ここに書いてあることが必ずしも正解というわけではないので悪しからず…(笑)。
今期クマドリは見つけられませんでしたねぇ…(苦笑)。ギブアップ状態です。でも、冬場は大き目のイロやオオモンがいきなり現れるケースが多いので、それを楽しみにしています。
ちなみに、ベニなら、今きちんと探せば1日6~7個体は堅いと思いますよ。調子が良ければもっといけるでしょう。
カエルアンコウ系にばかりコメントしてますが…毎日興味深い更新を楽しませていただいてます。たまごの成長も拝見させていただいてます。
お腹側からって事は上画像も既に環境への擬態が始まっていたか移動前の環境の擬態に気を抜いて(?)いたのかな
何だか色々想像しちゃいますね。
ペアになって体色変えるなんてかわいらしい(*^^*)
ピンクちゃんがまだ定着してるんだったら井田に行った時リクエストしてみようかと思います♪
おたずね者のクマドリは今シーズン出る気配は?クリスマス~新年あたりに出現率高かった様に思うのですが。。。
いずれにせよ、より擬態効果を高めるための変化じゃないかと思ってます。
カエルアンコウの仲間は夜行性と思われるので、おそらく、日中に目にする個体は、環境に対応済みって場合が多いでしょうね。
ただ、その後も居心地のイイ場所を求めて移動するでしょうから、体色変化はすると思いますよ。
定着している個体は、あまり変わらないことが多いんじゃないかなあ。
あと、体色変化のスピードは状況によってそれぞれだと思います。
去年の夏にも体色変化を観察し続けたんですが、時間をかけてジワジワと変わってくることも多かったです。
お腹側から変わってくることが多いんですよ。
あ…あと、繁殖期に違う体色の個体がペアになり、同じ体色になったということもありました。
そうゆうのを見れるのが、同じ海に潜り続けて定点観察することの醍醐味ですね。
ピンクのチビさんは相変わらずです。今日も同じポーズで居ましたヨ。
て くらい一晩で体色の変化が著しいですねッ!驚きです。
ガイドさんが把握している個体は既に順応済みて事になるんでしょうか。
裏から出てきたばかりのコがうっかり見つけられてくれないとなかなか出逢えない体色なんですね。
ハートフルなピンクの小さな個体も色変わりしてしまったのでしょうか?それとも固定せず??
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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このブログで御紹介している画像は、基本的にノートリミング画像です。
ただし、[トリミング有り]と書かれている画像は、生物を分かりやすく紹介するために、トリミングをおこなっています。