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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

オルトマンワラエビ / 井田

FUJIFILM FinePix F30 f6.4 1/90 iso100




 ついこの前まで水温20℃オーバーをキープしていたのに、今日はチョット冷えるなぁ…と思いつつ水温を見てみると16.8℃…。見なきゃ良かった…と思いつつ、ドライスーツに多めに吸気…。

 まあ、これまでがチョット高すぎたのも事実で、年末にきて例年通りのあたりに辻褄を合せてくれたんだな…って感じかな。

 水温がガクッと下がるときというのは、実はチャンスで、これまで隠れていた南方系の魚たちが出てくることが多い。人間だけじゃなく、魚たちもビックリしてるんだろうね。

 …なので、何かオモシロイのでもいないかな…と探したりもしていたのだが、今日は、ガラスハゼとかイソギンチャクエビとか、このオルトマンワラエビなんかを撮っていた。


 何のヒネリも無いスナップショットだけれども、それでもいくつかのことは考えて撮影している。

・トゲトサカの美しさ(色)を強調するために自然光を殺して背景を黒くつぶせるよう深い方(暗い方)に向かってカメラを構えること。

・主役のオルトマンワラエビをストレートに黄金分割位置に配置せず、トゲトサカの枝振りと黒くつぶれる部分の面積比を配慮してカメラを振りフレーミングを若干ずらすこと。

・ピントはオルトマンワラエビの眼に合わせるのだが、フォーカスロック後にカメラを振ることによって生じるコサイン誤差を考慮し絞り気味にすること。

 …などなど。

 考えている…と書いたけれど、時間にしたら1秒ぐらいのもので、"考え"と言うよりは"判断"と言った方がいいかもしれない。ここに書いたぐらいのことは、考えるまでもないことで、頭の中の引き出しから無意識に迷わず引き出せるものにしておきたい。

 …で、そんなふうに撮影していても、たまに思い(予定)と違う結果が生じることがある。そこで何故そうなったかを考え理解したときに、また撮影の仕方の引き出しが増えることになる。

 こんな感じでスタンダードな撮り方を覚えていくのに必要な時間は、アクティブにダイビングを楽しんでいる方なら半年から1年間もあれば充分だと思う。ダイビング本数にして20本ぐらいかな。

 もし、それぐらい潜っていてモノにしていないのであれば、何かやり方が間違っているということになる。…だとしたら、残念ながら何年やっても結果はついてこないだろう。そして、逆に言えば、分かっている人なら、こんな写真はいくらでも量産できる。この差は大きい。

 ダイビングにしても水中写真にしても、楽しむのに必要なのは"ゆとり"だと思う。"ゆとり"が無い状態だと、楽しむことよりもストレスの方が大きくなってしまうからね。



ワラエビ科 / Chirostylidae
オルトマンワラエビ / Chirostylus ortmanni




Copyright Matsukawa Soichi. All rights reserved.

2009/12/30(水) 12:51:12Crab / Shrimp trackback:0 comment:2 オルトマンワラエビ / 井田
コメント
この記事へのコメント
> divedeep さん
明けましておめでとうございます!

何のヒネリもないカットでお恥ずかしい。
伊豆は奇麗なソフトコーラルが多いのでこうゆうのは簡単に撮れるんですよ。

divedeepさんも更新してくださいネ。
ホーシューや真栄田の水中写真、楽しみにしてますんで!
2010/01/03(日) 11:19:58 | matsukawa | #4R5.xbJk[ 編集]
綺麗ですねっ
あけましておめでとうございます

これは構図といいストロボ光だけで撮った露出といい
決まってますね。クリスマスカードにぴったりな
感じですよ。今年もこのコーナーの更新楽しみに
してます !
2010/01/02(土) 17:10:13 | divedeep | #BW6/sfyE[ 編集]
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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