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今日の井田は西風が強くクローズ…。
なので、久々に潜りに来てくれたゲスト2人を連れて大瀬にエントリー。2人が前回来たのは3年前、引越しがあったり転職があったりで潜りに来れなかったということだったが、実際はサボリもあっただろうな…(笑)。でも、また潜りに来てくれるってことはとてもウレシイ。
でも、せっかく潜れるのにあまりブランクが開いちゃうと勿体無いなあ。スキル的にもメンタル的にも海を楽しむための余裕があったほうがいいからね。前回なら潜れたところに今回は潜れないってのは残念だし。
…で、ウミショウブハゼ属の一種。
この魚が出ていることは、すでに、はまゆうMSのサイトで見ていて知っていたのだが、居る場所を訊くのを忘れていたことを2本目のガイド中に思い出した…。リフレッシュダイビングという感じのガイドだったので、ネタ回りは抑え目にしつつもコイツだけは見ておきたいと思っていたのに…である。まったく物忘れがひどくてイヤになってしまう…(苦笑)。
…などと落ち込みつつ、ふと「こうゆうところに居るんだよなあ」と思いながら眺めたそこにコイツは居た。「俺ってスゴイ!」と即座に立ち直ったことは言うまでも無い(笑)。
当然のごとく、お客様が帰られた後はナイトダイビングをやろう…と気合いが入る。
しかし、はまゆうMSの相原氏に「今日ナイトやる人いますか?」と尋ねると、居ないとの事…。
僕だけのために店を閉めれないと悪いなあ、出直してくることにするかな…でも潜りたいなあ…などとチョット躊躇していたところ、察したのか「僕も潜りますから気にしないでイイですよ。」と、相原氏の優しいお言葉。イイなあ。やはりダイビングサービスはこうじゃないと!という感じである。
…で、ナイトダイビング。イロカエルアンコウや各種ヤドカリなどを見つつ、目的のハゼの元へ。
予想通り、昼間にはよく見えなかった胸鰭のあたりの白いラインや、背鰭基部の斑点が確認できた。過去に大瀬で何度か確認しているウミショウブハゼ属の一種に間違いない。やや頭でっかちでずん胴な体型もコイツの特徴だし、棲んでいる環境や、環境に対応する場合の体色の発色も、伊豆でよく見られる定番ウミショウブハゼの仲間達とはチョット違う。以前にも書いたが、日本のハゼ(平凡社)に掲載されているウミショウブハゼの一種-2 / Pleurosicya sp.2に似ているような気がする。
カメラを固定できない不安定な体勢で数カット撮影した後、しばし観察…。気分良くエキジットしたのであった。
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ハゼ科 / Gobiidae
ウミショウブハゼ属の一種 / Pleurosicya sp.
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コメントありがとうございます!
このハゼきれいですよね。
これまでも何度か大瀬で見ているのですが、今回の個体は黄色が鮮やかで素敵だと思います。
何ハゼだかの正解は僕にも分からないのですが、第一背鰭基底だけでなく第二背鰭基底にも斑紋が見られるあたり、矢野図鑑のウミショウブハゼの一種-2 / Pleurosicya sp.2がいちばん近いのではと思っています。
これまでの観察例からも、いちばんシンプルに疑われるセボシウミタケハゼとは好んで棲む環境が若干違うような気がしますし…。
では、かなり偏ったサイトですが、また見に来てくださいね。
いつも楽しく拝見させていただいております。
私もはまゆうさんにお世話になっていて、このハゼを土曜日に撮ったのですが、
何ハゼかわからずにいました。
お陰さまですっきりいたしました。
またお邪魔いたします。
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。
ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…
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