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Diver's High +++ Underwater Photograph +++ Photographer Matsukawa Soichi

スズメダイ / 井田

OLYMPUS SP-350 f3.5 1/15 iso50




 コンパクトデジカメとハウジングを手に入れたら、次はクローズアップレンズ!…というのが、定番パターンだったのだが、最近は、クローズアップレンズではなくワイコンの方がイイんではないか…と思い始めている。

 理由は2つある。1つ目は、クローズアップレンズでの撮影をメインにしたダイビングでは、着底した状態が長くなりがちになり、ダイビングスキルの上達ペースが極端に遅くなること。2つ目は、同じく着底するために、海底環境を荒らしてしまう可能性が高くなることである。

 ここ数年、実際に目にしてきたことだが、早い時期からカメラを手にした人と、カメラを持たずに潜っている人とのスキルレベルの差は、あまりにも大きい。もっと率直に言ってしまえば、数百本のLOG本数を潜っている写真派ダイバーよりも、チョット前にオープンウォーターCカードを取得した人の方がはるかに自然に優しいダイビングをしているという現実を目の当たりにしてしまっている。

 もちろん撮影をしたらイケナイと言っているのではない。まず、ダイビングスキルを身に付けようと言っているだけである。少なくとも、撮影の目的が「シャッターを切ること」ではなく、「思い描いたイメージを画像として具現化すること」が目的なのであれば、ダイビングスキルを向上させるために水中撮影を我慢する時間は、必ず直ぐに報われるはずである。
 具体的に言うと、若干の個人差はあるにしても、最初からカメラを持って30本潜った人よりも、最初の30本はカメラを持たずに潜った人の方が、30数本目での撮影結果はイイ結果になるはずということだ。少なくとも、僕がガイドするなら、前者よりも後者に良い結果を出させることの方が、はるかにイージーであるし、見せることが出来る被写体も、より魅力的なものになるはずである。

 こんなこともあった。ぜひとも水中写真を上手く撮れる様になりたいという希望で潜りに来てくれている方がいるのだが、その方は「ぜんぜんまともに撮れたことがないんですよ」と言いながら、最初から、いつも、誰に見せても恥ずかしくない素晴らしいカットを撮って帰られるのである。訊くと、写真に真剣に取り組み始めたのは、わりと最近のことで、それまでは、ほとんど撮影はしないで数百本のLOGを重ねてきたとのことであった。やはり、そのLOGが効いているのである。

 水中写真撮影を楽しむダイビングをウリにしているガイドの僕が、こんなことを書くのは、ちょっと変かもしれないけどね…(苦笑)。


 …で、どうしても、水中写真が撮りたいのであれば、まずちょっと潜って経験を積んで、最初はコンパクト機+ワイコンというのが良いんじゃないかな…と思うのである。これまた、ダイレクトにダイビングスキルが反映されてくる撮影になるなのだが、ダイビングにおける最も重要なスキルである中世浮力の重要性を知る上では役に立つし、良いカットを手に入れるために、望んで努力することになると思う。

 伊豆でのダイビングと言うと、マクロ的なものが注目されがちだし、集客宣伝の仕方としてもそうゆうアプローチの仕方が多い。かく言う僕も、こんなBLOGを立ち上げて、いつも小さな生き物たちを紹介しているし…。

 だけど、やっぱり、海の中を自由に動き回れる技術を身に付けることが、まず第一ではないかと思うのであった。


 …なんて、こんなこと書くと、また固いヤツだと思われちゃうんだろうな…。実際はただの軟派な茶髪男です…はい。


スズメダイ科 / Pomacentridae
スズメダイ / Chromis notatus notatus (Temminck et Schlegel, 1844)


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2009/10/19(月) 22:05:50Fish trackback:0 comment:0 スズメダイ / 井田
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"Diver's High Blog"を御覧いただきまして、ありがとうございます。
大瀬崎や井田の海の中は生き物達の楽園。
ここで見られる魚は、600種とも700種ともいわれています。
そんな海での一コマから、海の素晴らしさのほんの一部分でも紹介できたらと思います。

ちなみに、各エントリーのタイトルが掲載画像の生物名になっていますが
書かれている文章は、必ずしもその生物に関することだけではないので悪しからず…

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